3月に蕾だった桜の剪定枝で染めた毛糸(澤田佳代子さん手紡ぎウール)を、今回は媒染剤のスタディのために持ってきてもらって、浸しました。
椿灰の上澄みです。毎年里山weedhoseで夏にちょっとずつ作り(燃やし)ためている灰。やっぱり椿の灰は他の木の灰とは違いますね。経験によって、自然を見つめて、知っていった知恵と技術。もう何度でも脱帽(脱ぐ帽子が足りな〜い)。
佳代子さんが、乾燥した状態の無媒染と媒染の違いを送ってくれました。
ヨモギは銅媒染。いずれも右が媒染したもの。
媒染剤はほとんどが金属イオンなので、金属の力を感じますね。金属は、植物がこの世にやってくる前から地球上というか宇宙に存在したものですね。
どんな織り絵になるのかしら。
今回のヨモギ染めで面白かったのは、銅媒染液のあまりの毒々しさゆえか、最初は皆さん頑なに「無媒染」といってたのに、媒染の見本がやってきたら、一気に「改宗」してしまったということ。(時間の関係上なかなか色が入っていかなったのです。)
でも、お二人だけは、じっくりゆっくり染め液に浸していて、だんだんだんだん、色がついていったのでした。
待つこと。
これも私たちが不得意になってしまった魔法なのだと、改めて感じました。
冷えていく時に、煮物に味が染みるように、色が染みていくのです。
お家でされる時には、色むらにだけ気をつけて、翌日までほおっておけます。
時間の魔法は、ゆっくりじっくりですね。
ヨモギ染めの様子は、アンナちゃんインスタでどうぞ。
次回の巡る庭の草木染めは、梅雨時に皮がはぎやすいビワで染めようかと思っていますが、緊急事態宣言があって告知ができません。ちょっと待っていてくださいね。
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