2021年10月26日火曜日

フレッシュアイビーの花籠ができました

11時から4時までで皆さん仕上がりました。



お庭での植物観察散策から蔓の採取、整理、

撮影:堀川波


クルクル編みに編んで、取手をつけて、

最後に秋の草花を添えて、

 帰り際には、竹の落としもカゴに合わせた大きさでお持ち帰りいただけました。

スワッグを凝って作る時間はなくて、ささっと束ねていただいただけでしたが、

波さんの親身な指南によって、それぞれにできましたね〜 形もきちんとみてくださって、場合によってはほどいて編み直しもしてくださいました。

竹の落としは、お部屋の片付けの間に、ご参加のよしじさんがカットしてくださいました。

波さんも楽しかったといってくださったし、お天気にも恵まれて(前日雨だったので、蔓がしなやかでした)、お庭の恵みをいただけて、めでたしめでたし。

ご参加の皆さま、堀川波さん、ありがとうございました。

(なんと皆さんほぼ初心者でした。)

次回の籠編みは、どんぐり染めの籐を使って、どんぐりバッグ作りです。正式告知は今しばらくお待ちください。

関連日程は、

●11/20日土曜日 どんぐり染め11:00~14:00ごろ (熊森協会さんへのチャリテイとして、熊の住む森へ)

●11/27日土曜日 どんぐりバッグ 11:00~17:00会費13000円と13500円

自分で材料を採取して作ることと、均一にそろえられた材料から作るのでは、いろんな違いがあります。揃った編み目のリズムに会えそうです。そんな手仕事の奥行きも味わいたいですね。

2021年10月20日水曜日

菊花開き、キリギリスが戸にきて、そろそろ霜が降りる頃。。。夏の名残りの景色

今日は公開お庭仕事はお休みですが、土曜日の籠作りの前後、最中にお庭のお手入れをします。

ツルを採りながら、使いながら、お庭の景色が整うなら、

日々の暮らしと景色が切っても切れない縁であるような街なら、

どんなに素敵でしょう。

私たちも生き物として切実に植物の命をもらって、食べたり、道具にしたりして、景色の中で生きている。

母の夏野菜畑の片付けになどに来たので、名残りの草花たちをガーラント風にしたりして。

「コモンセージ、よく育ってるけど、こんなようけ使わへんわ」っていうので、セージを芯にして、夏野菜を結わえていた針金で。

もってのほか菊と、オレンジ色はヤーコンの花、そしてもしゃもしゃアスパラガス。


ツルムラサキの実で冬瓜を染めて、ルバーブジャムと合わせて、クリームチーズや生クリーム添えのあったかドルチェ。ルバーブジャムは黒砂糖で作ってあったものだったから、ツルムラサキのマゼンタがだるくなったけど、味は美味しいよ。

季節の名残りがひとしお愛おしい、そんな秋の里帰り。


2021年10月17日日曜日

アーユルヴェーダ in the garden などご報告

なかなかレポートをあげることができないのですが、アーユルヴェーダのさほさんが写真を送ってくれたので、写真でのご報告。

秋という季節と自分の人生を重ね合わせて、アーユルヴェーダを学びました。まずはさほさんオススメのクミンティーから。私も初めてクミンだけを煮出したものを飲みましたが、残暑疲れの心身を整えてくれそうでした。

美しく真剣な眼差しと身のこなしでレクチャー中のさほさん。

一方で、秋真っ盛りの私。。。

まことさんの指にずっと止まっていた赤とんぼ!


お題は枯れた植物を一つは入れること。

終わった後は菊摘み。旧暦菊の節句を前に。
ここのところ毎回菊を摘んでいますね。
冬に向かってますます盛んな菊からいただく精気。

さほさんは、もってのほか菊の酢漬けを手まり寿司のトッピングにされたそうです。
この綺麗な舞台に巡る庭の赤紫蘇やなんとスダチも登場してる。
さらに、焼き芋マッシュも! 

昔、ミドリノ晩餐会という食事会をしたのですが(昼ですが)、またやりたいです!
今はコロナで食事の提供ができないけど、なんとかやれる手はないのかなあ。。。
この講座も食事を一品一緒につくる(あるいはデモ)はずだったのですが、
できなくなったのでした。とても残念。


そしてこの前の自然農講座で編んだ籠。その1、さほ作

その2、佳代子作


今日は雨雫を受けて曇りの光の中で艶めく草木花実でのリースや創作。
自由にそれぞれが植物と向き合う時間、とても大切なかけがえのない時ところ。
ありがとうございました。


皆さんの作品、ゆかさん撮影


年内も、目の前で生きる植物からの恵みを心と体に取り入れて、
そして植物と知り合っていく、自分を知っていく、世界を体感していく会を企画しています。

 いつまでこのように恵まれた豊かな会をさせていただけるか、わかりませんが、
できるかぎりのことをしていきます。
これまでお庭に来れなかった方も、ご都合あいましたら、
街のふんだんな草木たちに触れにいらしてください。
管理しきっていない草木の息吹もたっぷりです。
これほど街で植物に触って、暮らしに取り入れられるところは稀有です。

次回の公開お庭仕事は10/28日金曜日を予定しています。

 明日は十三夜の月に会えるでしょうか?

2021年10月11日月曜日

巡る庭の草木染め レモンやスダチの葉で染めて、レモンリーフの蒸留水


117日日曜日 11:00〜14:30ごろ
(定員7名となってい流のは、大人5名+お子様です)


レモンやスダチ、みかんの季節がやってきました。

夏の太陽をうけて葉が繁り、実をふくらませて、冬にむかって色づく柑橘類。


立冬の日、巡る庭の柑橘の葉、レモンとスダチで染めをします。

まさにアシッドカラー、さわやかなまぶしい黄色から、時間や媒染によってほんのりオレンジ色に染まります。


せっかくなので、このさわやかな色が内包する香りを蒸留水でもいただきます。

室内にスプレーすれば、すっとして、気持ちと場所が一変します。

これからの、夜が長くこもりがちな季節にぴったりです。

[参加費] 4,000


2021年10月7日木曜日

はいいろオオカミ+花屋西別府商店「十日夜の月に吠える狼、街の森で」


11月14日日曜日開催の西別府さんとのワークショップの正式告知ができました。 

「十日夜の月に吠える狼、街の森で」11時〜と15時半からの二部です。

ボタニカルアーティストの西別府久幸氏と街の植物の中に潜って、それぞれに植物に共鳴して作品を作っていただく会を開催いたします。

11月14日は奇しくも十日夜(とおかんや)。
早々と日暮れる空に十日の月がのぼるとき
伝承では、このころに田畑や里に降りていたオオいなるカミが、森へ帰っていくともいわれます。

都会に茂った草木の森にさえ、大切な何かが宿るのでしょう。


「普段から植物をみて、触れて、共鳴する事が大切だと思っています。

何気なく過ごしている街の中にも、植物は溢れています。

日々の暮らしの中で豊かな気持ちになれる時間を、という願いを込めて

西別府 久幸

青山の店内の様子


このワークショップ開催は、夏に西別府さんが、子どもとのインスタレーション「実りの森」への植物を選びにIIDにこられたことがきっかけでした。

想像以上に草木が豊かで「360度緑ですね。こういう場所とても大切です」といわれました。

「森の妖精」の異名をもつ人との、草花を束ね、自然と触れるとき

ぜひご参加ください。

きっと魔法が起こります!



キュレーター 石田紀佳