2020年1月30日木曜日

わたでいとをつむいだ

ピンクの服を着ているのが先生の五十嵐ひろこさんです。ビワで染めたワンピースでした。


種を蒔いたときには、まだこんな絵も、文字も、書かなかった人。
ワタがはじけて、育ちました。

◎来週の水曜日もひきつづき梅の木あたりの下草などのお手入れをしていきます。
ほか、葉っぱが出る前に、混みいったり、車にぶつかりそうな木もととのえます。
のびのび育ってほしいけど、あるていど、関係性をつけていかなくてはいけなくて、木には迷惑かもしれませんが、伐らせていただきましょう。

子供も、のびのび育ちながら、絵を描き、文字までおぼえていく。
あーあ、もう字を知ってしまったんだ、とちょっとがっかりもするけど、楽しんでおぼえているみたいだから。。。わたしも幼稚園のときに、べつに字を書く! と意気込んだわけでもなく、強いられたわけでもなくて、どちらかというと絵のつづきでした。
でも、もしかして励みになったのは、ドイツに引っ越した親友と文通をすることだったのかも。ぱ、とか、お、とかひっくり返して、親友のなおこちゃんは書いてくるし、わたしも書いていたかもしれないけど、べつにひっくり返っているのが、変だとは思わなくて、読んでいたな。ながぐつをかってもらった、みたいなことが書いてあったのを今思い出した。
すごく単純な文しか書けないし、読めないけど、そこから立ち上がってくる世界は、色鮮やかで、ダイナミックだった。水色のぺらぺらの便箋の上の、な が ぐ つ って読むだけで、まるっこいつるつるぴかぴかの長靴を想像して、もう胸がいっぱいになったのでした。

2020年1月28日火曜日

街で自然農 種から育てて、食べて染め

去年一年、染めで参加した高山瞳さん主催の「いのちの感謝祭」。
2020年は、「街で自然農」ということで、企画から参加させていただき、須藤農園さんと巡る庭を自然農の舞台にして、染めたり食べたりするところまでやっていきます。

こつこつと日常のことととして、草木たち生き物たちと、街で〜

ご案内はこちらから
街で自然農 種から育てて、食べて染め

明日、お庭仕事できそうですが、
昨夜のみぞれ、今夜予報されている強雨のあとのお庭となります。
29日水曜日、午後1時すぎからです。

2020年1月26日日曜日

やさしいおやつ研究カフェ 2月29日土曜日1時半からオーブンします



小麦・乳製品・砂糖なし




お庭を巡って、ティータイム。
楽しくおやつを「研究」するオープンカフェにようこそ!

子供にやさしいおやつってなあに?
ひとつは、毎日のごはんでいっぺんに食べきれない栄養を、間食でおぎなうための、ごはんのつづきのおやつ。
もうひとつは、お誕生日や年中行事のお楽しみの、贅沢で魅惑的なおやつ。
大きくわけるとふたつあります。ケとハレのおやつともいえます。

いつでも甘くてクリーミーなおやつが安価に食べられる時代だからこそ、
ていねいに小さな人のための、ふたつのおやつを考えたいと思います。
これは大人にも、そして私たちを育んでくれたもっともっと年長の人にも、召し上がっていただきたいおやつ。
もちろん、つくる人にもやさしいおやつです。

そして、人間以外の生き物たちにもやさしいような、そんな夢ももりこんで。


第一回目は、「巡る庭」で育ったレモンやハーブを使って、小麦粉と乳製品と砂糖なしで、豆乳チーズケーキ。
デモンストレーションでつくり方をご覧いただき、召し上がっていただきます。
お菓子づくりを教えてくださるのは、お庭においしいおやつをいつも運んでくださる堀敬子さんです。

お気軽にどうぞ!

2020229日土曜日13:30 〜15:30ごろ 

[参加材料費]2500円、
中学生以上の学生1500円、小学生1000円、小学生未満500円、乳幼児連れもどうぞ。

[持ち物] 布巾やハンカチ 、剪定バサミ、ハーブなど持ち帰り用袋、一緒に調理をしたい方はエプロンなど


 [定員]10

講師 堀敬子
キュレーター 石田紀佳



水曜日、晴れたらお庭仕事をする予定です。

2020年1月22日水曜日

生芋こんにゃくづくりと梅仕事はじめの会 2月15日

IIDの某所で生育したコンニャクイモ。
今年はこんなに大きく育ちました。伊奈さんがお母さん。
赤子の頭くらい、とよくいうけど、幼児の頭くらいですね。
芽が、角みたいなので、鬼の子が土から出た〜って感じです。
乗っているのは500円硬貨です

このコンニャクイモを使った会を2月15日に行います。
ウメの花とこんにゃくの取り合わせ、妙だと思われるでしょうが、芭蕉の句から来ているのです。
わりと人気ですので、お早めにどうぞ。

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今日は、エントランスの秋楡の剪定をしました。
ケーブルにかかっているところを伐ったら、線に接したところはすり切れていました。
よくぞそんな思いをして、枝を伸ばしていたこと。。。
すごくかたかったですね。前に、コットンを植えているところを伐ったときにもかたかったことを思い出しました。

落葉しているうちの剪定。
フォルムがよく見えるし、葉がない分、片付けも簡単だし、何より木にも負担がありません。
このごろは、男手があるので、とても助かります。心は乙女だけど、やっぱり力がありますね。

きれいに掃き掃除をしてくれる山際さんは、帚の扱い方がとってもきれい。さまになっています。
ということで、今日もスムーズにできました。
ありがとうございます。

今日のごほうびは、ふきのとう!
すっごくおいしかったです。コクがありましたね。少量の油で素揚げして、友人がつくった生醤油でいただきました。芋みたいでした。

人間はふきのとうがあるからいいかな。
またしてもヒヨドリさんが菜っ葉を食べていました。
竹の柵してるのに。。。






2020年1月19日日曜日

巡る庭の巡る棉が綿になって、糸になって、布に

五十嵐ひろこさんとの棉糸紡ぎの時間。
植物と人の手のみちのりを感じました。

わたしは、これまで紡いでいた糸もあわせて、昨夜、ボディータオルとポット敷きを編みました。
グリーンのところは昨日の糸、真ん中の白は二年前、上は10年以上前にはじめて育てた和棉。

へたっぴいですが愛おしい。

鍋敷きのまわりは、茶棉の糸をふちどりして終えて、お庭のお茶タイムに使います。

方縒りの糸だと編みにくいだろうなと思いましたが、このくらいならなんとかできます。ずいぶん前に紡いだものは、糸がセットされたようになっていて縒り戻りがほとんどありませんでした。

◎次は1月22日水曜日の午後からお庭仕事いたします。

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速報
2/29日土曜日 「やさしいおやつ研究カフェ」 は豆乳のレモンチーズケーキに決まりました。
午後1時半から。会費大人2000円材料費500円 小学生以下は1000円です。
乳製品も小麦粉もお砂糖も使わないでつくります。
教えてくださるのは堀敬子さんです。

研究会の名称が、研究カフェにかわりましたよ!


2020年1月17日金曜日

旧暦の新年にむけて 旧暦の仕組み

今日は、須藤農園の須藤さんがお庭の畑ができそうなところを見て下さいました。
お庭にあるハコベをご覧になって、七草がゆを食べ損ねた、っておっしゃったので、
「まだまだ旧暦の七草がゆは先ですね」とお返事いたしました。
1/31日が旧暦の七草の日になりますから、食べ損ねた方はぜひ。
はこべは巡る庭にも生えていますから、摘んでいってください。

みなさんは旧暦の仕組みにご興味ありますか?
今年は閏月がある年です。なぜあるのか?
そんなことを知りたかったり、七草粥を食べ損ねた方は
新宿の朝日カルチャーセンターにお越しください。

発芽玄米粥をつくりながら、二十四節気と旧暦の関係をお伝えします。
閏月と二十四節気は関係があります。タイトルは七十二候の手仕事ですが、今回の座学は二十四節気が中心になります。
巡る庭でもそんな講座もしたいのですが、それはつぎに閏月がある三年後くらいでしょうか。


1月25日土曜日10:00〜12:30 
自然に触れる七十二候の手仕事 旧暦の話と玄米粥→

先日のお庭の様子、けいきこフォト

梅がほころんできました
菜の花も蕾をつけて


2020年1月14日火曜日

setagaya edible garden 世田谷の花もだんごもあるお庭へ

2020年、お庭がどんなふうになっていくのか。

以前にはソバやアマランサス、タカキビなど、収穫と加工がしやすい雑穀類を育てましたが、実際に加工しようとすると、それほどできませんでした。
お芋類のほうが、原始的というか、やはり人間が食べてきたルーツが古いので、食べやすいのです。機械がなくてもできるのですね。

お豆はなかなかいいのですが、2019年は小豆が全滅。。。茨城の奥久慈のほうで栽培している方の豆だったので、ここではあわなかったのか。わたしたちがあまり世話をしなかったせいか。

今年、須藤農園の須藤さんと、どのような展開になるのか、楽しみです。

食べる栽培植物を育てるとなると、あまりほったらかしにはできません。
しっかりやっていきましょう。

以下の写真は以前、毎週土曜日に午前中から午後までしっかりお庭仕事をしてできた畑です。たぶん、この場所を活用していきますが、今は竹が植わっているので、環境はかわっています。どうやっていくか、よく考えて、花も団子もありがたくうけとっていくお庭に、人をはじめ多くの生き物が集えるようになりますように。
東京、働く人がいる、という環境でどうやっていくか。

ソバの芽がスパイラルに
コンニャクと赤ジソ
アマランサスはきれいですね
たかきび、赤い実を炊き込みごはんに
おそばの花、藍草の仲間です、タデ科
週に二回ヨガ教室をしていたまいちゃんが、わたしたちが水やりできないときには、
さっと水やりをしてくれたのもよかったのでした。


2020年1月11日土曜日

1月18日土曜日は、ワタ糸つむぎの会です。春の予定も。

「自然栽培のカラードコットンで糸をつむぐ」



世田谷ものづくり学校で種子をつないできた茶棉、緑棉、
そして去年いただいたギリシャの白棉を糸にします。

種とワタをべつべつにして、繊維をそろえて、コマでくるくる糸にするまでをいたします。

もっとも身近な繊維であるコットンの歴史やオーガニックコットンの現状を学びながら、手を動かしましょう。
千葉から五十嵐ひころさんをお招きして、糸紡ぎを教えてもらいます。ていねいに一から教えて下さるので、どなたでもご参加できます。

 《五十嵐ひろこさんからひとこと
わたしがわたを育てるようになったのは今から8年前のことです。
始めて育てたわたが、わたしの手の中から、するすると、伸びて1本の糸になった瞬間は、とても不思議で魔法のようでした。
身近な植物から、自分が身につけるものを作りだすことに、たくさんのものを感じます。
ふだんはあまり手にすることのない、わた本来のあたたかさ、やわらかさに触れながら、心地よい時間を一緒に過ごしましょう。



2020118日土曜日 11:00〜15:30ごろ 
◎午前と午後からだけのご参加もうけつけます。全部の工程を行います。

[場所]  午前中はスタジオ 午後からはエントランス


[参加費会費4,000円 親子参加6,000円(材料費、お飲物代込み)

[持ち物]綿毛がついてもいい服装(午後からは冷えないように)。ほこりが苦手な方はマスク。飲み物用コップ。
(昼食は各自ご持参いただくかカフェでお召し上がりください。)

※スケジュール
午前11時から13時
ワタの種から繊維をわけて、カーディングから、糸つむぎまで、コットンの歴史などのお話。
午後13時から休憩
午後13時半ぐらいから15時半ぐらいまで糸つむぎ


[定員]8

◎五十嵐ひろこさんプロフィール
洋裁の専門学校を卒業後、服飾デザインの仕事に就く。 
結婚を機に千葉・南房総に移住し、2013年から夫婦で始めた「耕さない田んぼ」の教室を運営しながら、手縫いの服をつくり、お気に入りを着て日々を過ごしている。
難しいテクニックを使わないで作る手縫い教室を開催中。

▽ひろこのへや

Instagramhiroko_room

キュレーター 石田紀佳

[お申し込みは 石田 lamuda@ya2.so-net.ne.jpまで




一昨年の様子

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そのほか、この春の予定です。

2/15日土曜日、コンニャクづくりと、梅の花生けを午後から行います→
2/29日土曜日、やさしいおやつ研究会のスタートです。乞うご期待!
3/15日日曜日、椿の会 椿の花をいけて、椿餅をつくります
4/11日土曜日、やさしいおやつ研究会
4/12日日曜日、春の花かざり
いずれも詳細は後日に。

2020年1月9日木曜日

子年にねずみもち 次回のお庭仕事は15日水曜日と17日金曜日を予定しています



keikiさんからの年賀状。

お庭仕事は15日水曜日の午後からにしましょう。
17日金曜日は11時ごろからお庭にいます。
来られる方はランチをはさんでお庭巡りしましょう。



2020年1月4日土曜日

子の年ははじまりの年

はるかかなた昔から、子丑寅〜と循環してきた年月が、またはじまりの子に。
個人の歴史では、十二年前、いったいわたしたち何していたのかしら。

ともあれ、はじめましょう、はじまりますよ〜

ということで、西暦2020年、あけました。今年は巡る庭もあたらしくはじまることがありそうです。

今日は誰もこないかなあと思っていたら、たくさんの方がお庭仕事初めをしてくださいました。おかげで、エントランスのハーブガーデンの陽当たりもよくなって、すっきりもしました。
冬枯れの庭は輪郭が見やすいので、お手入れもはかどりますね。蚊もいませんし。

おやつをマグノリアの葉っぱにのせて。

掘りそびれていた里芋は、子や孫がたくさんできて、まさにネズミ算式に多くなっていましたが、もう少し早めにとったほうが、食べやすいですね。

今年もお庭にお世話になりましょう!

次は、わたしたちの集まり場所のところのネズミモチの木を剪定して、陽当たりをよくしましょう。ネズミ仕事だチュー。

ネズミさんの畝づくり。小さくてかわいいの。

細かい仕事が大好きなけいきさんが、オートミールの畝づくり。

大きなスワッグよりも、スマッジスティックがちょうどいいっておっしゃっていたなあと思い出しました。
こんどはネズミさんのための小さなスワッグをつくってくださいチュー。