2012年8月29日水曜日

夏の終わりの花たち




ときに辟易とし
ときに名残惜しく
斜めの日差しに
鮮やかなピンクの花

サルスベリ、シュウカイドウ、ブーゲンビリア
盛りの夏とのずれ感が、青空とハレーション
午睡から覚めた目にとびこむ過去の映像
残像の現実


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今日はIIDのブーゲンビリアを剪定。
この南国の花は、夏の日差しを精一杯浴びてから咲く。
故郷ではどうなんだろう。
葉っぱの質感を持ったまま、緑を捨ててショッキングピンクになった花。
バラよりはげしいトゲ。
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アマランサス
タカキビ

ニラバーナ




○庭仕事の予定

9/1日土曜日、11時からお昼をはさんで、雑穀の収穫をします。
(1日にやりきれなかったら、翌日9/2にもします。またこちらでお知らせします)

25日土曜に来てくださったNさん、お目にかかれなくてすみません。
石田までご連絡いただけますか?
lamuda@ya2.so-net.ne,jp


2012年8月22日水曜日

庭仕事の予定 8/25

藍がきれいに染まって、一段落。
でもお庭仕事はまだまだつづきます。はじまったばかりですから。

秋になって日中が過ごしやすくなったら、本格的にカフェからアプローチの植栽をやっていきますが、当面は土曜の朝一か、平日の夕方です。

8/25は7:30から9時ごろまで。

8/29日は午後4時ごろから6時まで。

2012年8月19日日曜日

layers of blue  重なりあう青






ひとしきり青を染めて
蒼が残る空の下
あおい爪でマクワウリを口にいれる

ブルーインクで絵を描く人がいった
「こうやって終わって、みんなが帰っていく時間が好き」
ただうなづくだけのわたしたち

やおらたちあがり、片付けの人たちにまざり
その「帰っていく時間」の登場人物になる。
火照って、少々だるい体に、あの言葉がこだまして
疲れ、がいやでない。

その人から
「layers of heart」
ということばももらった。

重なりあって、つらなることがら。
一重二重三重、幾重にも、
たがいを透かしながら、ずれながら
にじみながらひろがっていく。










2012年8月14日火曜日

廻り花 七夕へ




連歌ならぬ連花。
IIDまわりに育った草花をつみ、
塚田有一からはじめて、参加者みんながつぎつぎと花を挿していきました。

想像をこえる醍醐味。

大人ってこんな遊びをするんですねぇ。





七夕の夕餉をいただいたあとに、花たちはほどかれました。

まさに、つかの間の夢幻峡。

それぞれが何かを思ってか、無心でか、挿した花。
あわさるとこんな風。


旧暦今年の七夕は8月24日。迎える十五夜で、泣いても笑っても夏は終わり。
すぎゆく季節に思いを重ねて、流していく。なんどもなんどもみそぎをする。

みそぎは本来は女性の仕事だとか。
(女を求める男はみそぎのためという永遠のパラドックス?)

年に一度だけの逢瀬は永遠につづきます。






摘んできたIIDまわりの草花
こんなふうにはじまって

*すべての画像は手嶌倫子撮影

2012年8月11日土曜日

ソバスプラウト

IIDの裏庭で実ったソバから。

ソバ殻をひくことができないので、スプラウトにしました。
発芽率抜群なり。

明日の七夕ローヌードルに双葉をそえましょかね。

2012年8月9日木曜日

ニホントカゲのしっぽのごとく

藍染めをしはじめたころ、塚田さんが
「ニホントカゲのしっぱみたいに手が真っ青に」といいました。

藍で手が染まると、光沢のあるブルーになるから、爬虫類っぽいですね。

それ以来、ニホントカゲを見ると藍染めを連想します。
画像は秦野ですが、IIDにもいます。




















どうしてしっぽだけこんな色なんでしょう。

今日は藍草の根元にケルプパウダーをおきました。
染めの当日に少しは葉色がよくなるように。
(あら、トカゲの視線を感じたような。。。気のせいかな)

8/19日(日)藍の生葉染め、まだご参加できます。
子供心のある大人の方もどうぞ!











庭仕事の予定 ++
8/11日土曜、晴れたら7:30〜8:30まで水やり、暑さの様子を見て11時ごろからお昼はさんでソバの実収穫など。
延期の場合は、12日のワークショップの前にソバ実収穫。

    




2012年8月4日土曜日

nowhere place「flow-er 」水と花と

建築家の平田晃久さんの水のしかけに、IIDのミドリノディレクターの塚田有一の花。

ひとすじの水が、四角い透明な平面を、波紋を描いてひろがり、落ちる。
線、面、粒。
くぎられた矩形を、はてしない円形に。

地球上のここそこをうつした草花
繊細、可憐、圧倒

どこでもない水の花園。

十六夜の月の夜に
演じられた能は「死」をテーマにしたものばかり。

死ぬというのは、その人やその人にまつわる夢もきえるということだ、と能楽師の安田登さんがいった。

お盆が十三夜、十四夜、十五夜ととりおこなわれてきた意味。

月にうつる面影。

高い笛の音が死者をよぶ。


昨夜よりも今夜、月は欠けて、
そしてまた再生する。

亡くなった人の、その夢の声をきいたのはわたしばかりではなかった。


photo by noriko tejima


2012年8月1日水曜日

旧暦で祝う七夕の会

【IID共催】学校園〜めぐる庭編〜旧暦七夕をめぐる話しと花

詳細は上記をクリックしてください。

8月12日 (日) 16時00分 ~ 19時00分

七夕の花飾りを塚田有一が指南し、簡単な夕餉を石田紀佳が添えます。
巡る庭の草花も使って。
七夕のいわれについて学び、季節の流れを五感で味わいましょう。


食物アレルギーのある方は事前にお知らせください。野菜とゴマ、豆乳、梅酢、緑豆などを使用