2014年4月30日水曜日

連休の庭仕事 と 棉の種蒔き

2日金曜日の3時ごろから5時くらいまで庭仕事をしています。

今年は和棉を含めた、いくつかの種類の緑や茶や白い棉を栽培します。
その種蒔き場所をととのえることもしていきます。
藍の畑も準備しましょう。

3日の土曜は石田はいけないかもしれませんが、連絡とりあってお願いします。

2014年4月28日月曜日

日曜日、巡る庭の様子

ブロッコリープルプレア、去年の燕三条の鍬でつくった畝に


そよそよと光をはらんだ風の日曜日、

春にうんと伸びる草たちに
お水やりしてくださった方たちから写真日記がとどきました。
(有村真理さんと西村いずみさん)

ジャーマンアイリスが立派に咲いている様子。
フェンスの中にも入り込んでます。


梅の実もふっくらしてきて。


藤の花は裏口に。


明日からしばらく雨のようですが、
藍の芽の様子をみたいので、
晴れたら、5/1日木曜日か、
5/2日金曜の3時ごろから5時くらいまで庭仕事をしています。

四葉がありますよ

有村真理さんがお粥にグリンピースをいれたって。
そうそう、グリンピースはとったその日にいただくに限るねって話をしました。
翌日に茹でるとぜんぜん味が違うのです。
子供たちがグリンピースがきらいなわけは、彼らの敏感な味覚にあったのですね。なるほどなるほど。

2014年4月27日日曜日

厚着の孟宗竹(モウソウチク)

晴天が続くあったかな春の土曜日、はじめてたけのこの皮をむいた女の子、
目をまんまるに驚いて
「どうしてこんなにたくさん着ているの?」

まだ寒かったからかなあ、と大人。

「こんなにあったかい日に!」

ふさふさな毛に触れて、うわあ、うわあと声をあげる

「こんなあったかい日にねえ、、、どんだけ着てるの!」と毛皮をやさしくぬがせていく。

ついに頭だけ残したら、
「はだかんぼうさん ああすずしい!」

(熱湯に入ってあっちっちですけど。。。。)

手帚(てぼうき)も熱心につくって、お家でもまたつくりたいといって、
材料を持って帰りました。

竹にもいろいろあることを知らず知らずに感じている子供たち。

いっぽう、わたしがマダケとモウソウチクの違いを知ったのは、
なんと30代になってから。
タケノコ掘りも30代ではじめてやったし、タケノコに関してはかなり奥手でした。。ネ

ともあれ、
「巡る竹林」第四回モウソウチクのフィールドワーク編は、
場所の都合で少人数でしたが、また機会があったらやりましょう。

冬に伐り出したモウソウチクのすっかり葉を落とした枝と、
ご持参いただいた紐やリボンでつくった手帚↓

スタイリストの三角紀子さん撮影


自然の、均一にはそろっていない材料を集めてひとまとまりに束ねていく。
こんなふうに竹の枝に一本一本触れられる手帚づくりは、とても楽しいものです。
わたしは、モウソウチクで帚がつくれると知ってから、
完全にいい大人なのに、毎週末に「一日一帚」とかいって帚作りに夢中になりました。

秋にとって乾かしておいた藤蔓をまけば、100パーセント半径10メートル内の材料です。


とっておいて乾かしたり、葉を落としたりする時間さえ充分にとれれば、
ハサミがつかえる幼い子も、100パーセント自力でできる手仕事です。

2014年4月24日木曜日

26日土曜日の庭仕事はお休み

26日は(サテライト巡る庭の)里山での孟宗竹の会なので、世田谷での公開庭仕事はお休みします。

藍の芽の水やりなど、お気づきの方よろしくお願いいたします。

2014年4月19日土曜日

豆ざかり 葉ざかり 鶯色の夕餉


まさにおしくらまんじゅう

グランド前の菜園コーナーでは、今年もグリンピースがりんりんなっています。
このアルカリ土壌がグリンピース系にはいいんでしょう。
上にはブドウが伸びています。

さて、このほとんど無肥料のグリンピース(冬に少し糠を蒔いたのと米のとぎ汁をそそいだだけ)、
生でもあんまりにおいしくて、庭に集った方に食べていただいてますが、
今日は5鞘ほど自宅に持ってって、豆ご飯にしたら、
まさに、うぐいす餡でした●●●●●●●●●●●●


今夜のわたしの豆ご飯のレシピは、

1.一晩以上浸水して発芽モードにした玄米(これは微生物農法でつくられたもの)を
土鍋に入れて、ぐつぐつ炊いたら、弱火にして、
ごはんらしい香りがしてきたところで火をとめて、蓋をとって、
2.素早くグリンピースを散らします
3.再び蓋をして余熱クッキング。

土鍋に火をかけている間には、フキを茹でました。
IID 裏庭のねぼすけヒキガエル(の王子さま)の傍らのフキ、これまたすごーくいいタイミングだったので、葉っぱもかんぺき! ヒキガエルの傘のよう。
(フキ畑の草刈り中にねぼけまなこのヒキガエル殿に会ったのです)

1.お湯をわかしているあいだに、フキをあらって、葉っぱと茎をはなします。
葉の茎側のすなぼこりが入っている葉脈のところは切りのぞきます。
2.お湯が、沸騰したら、塩ひとつまみ入れて、
葉を二枚ずつ湯にくぐらせて、ボウルにとり、さます。
3.同じお湯でそのまま、茎を全部いっしょに茹でる。根元からしならせて。
(鍋に全部はいらなくても、根元からいれて、菜箸で鍋のふちにそわせて上も入れていく)
4.再沸騰したら、水にとって、皮を根元からするりとむいて、
5.黒くなっているところはみそ汁にぽいといれて、
きれいなところを4センチくらいにカット。
6.小鍋に、茎とひたひたの水をいれて、弱火で炊く。
今夜は甘塩鮭の切り身があったので、フキの上に鎮座してもらって、その塩味出汁味をうつしました。
7.鮭に火が通ったら、火をとめて、鮭をとりだし、三日前につくった青大豆の白みそ(うぐいす色なの!)を鍋に落す。

飯碗にフキの葉を敷きこんで、その上に豆ご飯を載せました。
フキの茎は、はじめて白みそ(鶯味噌)で味付けしましたが、やわらかな春色でおすすめです。
グリンピースは一粒一粒が、ほんとうに丸めたあんこ。
玄米の鶯餡子ちらし、とでもいいましょうか。

秋には乾燥していないまだやわらかい小豆で赤飯をつくってみたいなあ、と
せっかちにも目論んでしまいました。
やったことある人いるかしら??

飯椀に敷いて、ご飯をときおり包んで食べた1枚以外のフキの葉は
食後に、細かく刻んで、鶯味噌にからめて、熟成中です。
色は沈むでしょうが、おいしくなるはず。明日の昼ごはんかな。

ということで、春はめくるめく葉っぱ、花、豆、ほーほけきょー。
梅雨にむかって梅もビワも、実をふくらませています

梅法師 まりさん撮影
エントランスのビワ、おそらく世界一おいしいかも。
ビワコンテストがあったらエントリーしたいほど

わたしたちも
今の季節を
精一杯生きながら、
次の季節に向かっている。

いまいまに未来がある。

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今日の作業は水やりと草刈りもろもろ
ヤーコンの植え付け
ミニトマトとゴーヤ、トゥルシー、ナデシコの種蒔き


2014年4月14日月曜日

竹笊コスモス 


底を編んでいるあいだ、まるで日輪をめぐるような気持ち。
竹笊に宇宙を感じたのはわたしだけでないでしょう。

去る土曜日の昼下がり、勢司恵美さんのご指導のもと、23個の竹笊宇宙が誕生しました。
青竹はとてもきれいで香もよくて、この清らかなもので、
自分も濾されたい(もともとは味噌濾しに使った笊をつくりました)! 

さて、作業は思ったより時間がかかりましたが、そういうものですね。
事前に勢司さんがひごをつくってくださったのは、
どのくらい時間がかかったのだろう。
たけのこが育って、
わたしたちの手にとどくまでに、
どんなことがあったのだろう、と想像します。

ザルは、工業製品を買えば安いものもたくさんあって、
今のわたしたちは笊への愛をほとんど感じませんが、
もしこの世に笊がなかったら! どうなるでしょう。
野菜の水きり、ティーストレイナー、米とぎとか、粉ふるいとか、みんなザル形態です。

このふちの処理方法を知りませんでした。裂きながら挟み込んでいたんですね。
竹の性質をよくよくいかしています。


週末19日の土曜は11時より庭仕事をします。
平日の希望もありますので、こんど22日火曜日の午後にもやります。


2014年4月6日日曜日

野生の生き死に

どうせ、ということばがある。
どうせ、○○なんだから、○○しなくていい、とか。

生き物の個体はいずれ死ぬ。
生まれてきて、いのちをつなぐのだけど、
いつかは死ぬ=ひとまとまりの個体は終わる。

だけどだれも「どうせ死ぬんだから、生きなくていいんじゃないの」とはいわない。

昨日、M さんは「一晩もつかわからない、だめかもしれない」といいながら、でも目の前にあらわれたものには手をつくしていた。
野生動物は、ああいうケガをすると、野生にもどって生きるのはむずかしい、ともいっていた。

世田谷の動物病院で一夜をすごした雀は、亡くなったそうです。
「よくがんばったなあと思います」と Mさんが連絡をくれました。

生き死にとともにいる私たちです。

ひとまとまりだったいのちがほぐれて、またわたしたちのまわりに瀰漫する。
あの雀のかけらも、藍の花に触れるでしょう。

めんどうがらずに、まわりと、かかわって生きていきましょう。
かかわりきれないこともあるけれど、であったものとむきあって。

+++++
わたしたちのいのちをつなぐのはほかの生き物のいのち


Mさん撮影、昨日のランチ

2014年4月5日土曜日

アイのタネついばむ、スズメさんが

「藍の種をね、雀が食べるのよね〜」となんとはなしに、おしゃべりもしたけれど、
一粒入魂、ほとんど無口で藍の種をまきました。
そう今日は春分あとの、新月から満月になる時節で、藍の種まきどきでした。


蒔き終えて、道具を片付けに裏玄関を通りかかったら、
鼠捕りにかかってしまった雀を、受付のYさんが懸命に助けようとしていました。

運のいいことに、今日は元獣医さんで今はドッグマッサージをしているMさんがいっしょにいたのです。
運命ってなんでしょう!

鼠捕りの中のトリモチが羽についてべとべとになっているところに、小麦粉をかけて、ていねいにトリモチをとってくれました。(こういう事例はよくあったそうです)
Mさんは、処置をしながら、お腹がからっぱね、とか、濡れて冷たくなっている、とか様子をいってくれます。
点滴をしないと助からないともおっしゃいました。

雀に点滴。。。かあ
と、最初、わたしはびっくりしましたが(まわりのみんなはどうだった?)、
これはエネルギー補給が必要という意味なのだと理解して、
砂糖水をあげたらどうかしらとMさんに聞いたら、
くちばしがあけば、それもいいかも、とのお返事で、
くちばしをさわってあけることができるか確かめてくれました。
あいた!
それでカフェからもらったガムシロップをササの葉で少しあげると、
くちばしをツツツツと動かして飲んでくれました。飲む力はまだあったのです。
(小麦粉もガムシロップもGOSLOWさんがくださいました)

じつはわたしは小さいころに、
なんどか雀や小鳥をひろって、育てようとしたのですが、
無知だったので、ミミズを食べさせようとばかりして、死なせていました。
なので、今日の体験で、
なんだか小さいころから心にひっかかっていたしこりが晴れたような気持ちになりました。
知識、そして技術ってほんとうに大切だし、どこでどういう体験がまっているかわからないのですね。わたしは40年ほど待ってやっと出会えた体験でした。

いのちにかかわる知識と技術は、愛なんだなあ。

この光景に子供のころに会っていたら、
わたしも獣医さんになりたいって思ったかも、
というくらいMさんの手当と
ちび雀のいたいけな生きようとする姿がすてきでした。

そして、この野生動物(雀って野鳥なんです、もちろんカラスも)、をひきとってくれた動物病院の先生!
野鳥は、無料で診断するのが、獣医さんの常識というのも、すてきな驚きでした。
(だから、逆に。。。最初から野鳥はみません、というところもあるそう、いや実際ありました)

でも、ネズミとりにかかったネズミをみつけたら、わたしたちどうしていたのでしょうか。。。

そういえば、今日は最初に、パンダは元肉食で、という話がでたけど、
またしても肉食、他の生き物のいのちとの関係の問題。

近いうちにマージカルチャーで菜食やベジタリアニズムのことを書こうと思っていたところでのこのできごと、むずかしすぎる問題だけどやっぱり書いてみましょう。考察として。

小さな都会の緑地にもいろんな出来事。
小宇宙は大宇宙です。

藍の種を食べた親雀の子だったかもしれないスズメさん、また元気になって秋の藍を食べにきてね、どんだけ食べてもいいように、種とりようの苗は別に育てましょう。

雀を病院まで連れて行ってくださったMさん、ありがとうございました。
+++


つくしもでていました、春草ジュースにはスギナも(上の水やり風景とともにおりこさん撮影)


一晩たったところ、それぞれの家で育つジュースはいかに?







2014年4月2日水曜日

土の話

学校園の花の会で、過去2回にわたり、花器を使わせてくださっている
陶芸家石原稔久さんの個展のキュレーションを石田が行います。
表参道かぐれにて。

初日4/11日には、オープニングトークとして「土の話」を、石田も参加して行います。

土に興味のある方、ぜひお越しください。
とてもわかりやすく、楽しくお話してくださいますよ。
わたしも自分はしゃべらずに、聞いていたいくらいですので、的を得た質問をして、みなさんに満足していただけるように心がけるつもりです。

石原稔久 陶展 「手のひらの形」