2012年4月29日日曜日

泪をたたえる………あふれる


……眼に象って
泪をたたえた眼にかたどって……



……眼に象って
かなしいあの眼にかたどって……




宮沢賢治「移化する雲」のことばより








夕暮れの蒼のにじむときに

2012年4月28日土曜日

初夏

あつい、あっつい、あぁ あつくってきもちいい。
虫たちはまだ人をさすことをしらないから、あっけらかんと体をひろげる

初夏の陽を存分にあびながら、日陰を探すぜいたくな一日

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ばらのツルにもぐりこみながら、下草を刈りました
アブラムシはバラよりカラスノエンドウがお好みです。

2012年4月22日日曜日

アイ ノ メ

藍の双葉が出ました。

うすぐもり うすらさむい、土曜の昼下がり

あたりまえのように春のいとなみ
そのあたりまえに目をみはり、「ねえねえ、見て見て」と声をあげる

ふんわりたちこめるクロマツの花粉は、雌花をめざして、もうとっくに結んだものもある

松脂の匂いのほかにみつけた、レモンの香り。


あ、これ、もしかして宮沢賢治が歌っていた、

落葉松の方陣は
せいせい水を吸ひ上げて
ピネンも噴きリモネンも吐き酸素もふく

松がレモンの香りをもっているなんて





クロマツ カフン
クロマツメバナオバナ



オトメツバキまだまだ咲いて

シロバラ ツボミ

2012年4月19日木曜日

4/21日の庭仕事

今週末、雲行きがあやしそうですが、雨がふらなければ土曜の11時ごろから3時くらいまで、庭仕事。

花梨の花がたくさん咲いて、フキが大きくなって
梅の実もみのってきました。

今年の都内は、北国の春のように、いっきに花が咲いてます。
ごいっしょしましょう。

2012年4月17日火曜日

今週の庭仕事

明日、4/18日水曜、3時ごろから5時くらいまで、庭仕事してます。
今日は天が水やりしてくれました。

こんどの4/29日の花壇工作への参考図書は、
「宮沢賢治と植物の世界」宮城一男/高村毅一著 (築地書館)

2012年4月10日火曜日

TEARFUL EYE  4/29花壇工作のお知らせ


宮沢賢治を草花で描く「TEARFUL EYE 涙ぐむ目」


と題して、4/29日(雨天順延)IIDアプローチで花壇工作をします。

宮沢賢治は花壇づくりを「花壇工作」とよんでいました。
彼の作品にはたくさんの植物動物鉱物がでてきます。
難解といわれる心象スケッチの数々は、
わたしたち自身がじかに天然自然と交感する感触によって
わたしたちなりに読めていけます。

それは年を追ってかわったり深まったりして
終わりのない旅のよう。

筑摩書房 宮沢賢治全集より


宮沢賢治が残した「メモフローラ」ノートのアイディアスケッチをもとに、Tearful eyesを植物で描きながら、彼の童話や詩の世界にもぐっていきましょう。


2012年4月8日日曜日

2012年4月2日月曜日

小さな人たちと

やわらかくて小さいフキと
香りかすかな出たばかりのヨモギ。

こんなに春がおそいのは、40回くらいは日本の春を過ごしてきた私にははじめての経験。(覚えてないだけかもしれないけど)
5回とか9回目の春を迎える小さな人に、「いつもならもっと大きくなっているんだけど」といったけど、変なことをいったような気がした。