2015年7月30日木曜日

適所適材 適草適地





乾燥に強いというか、乾燥が好き

自分探し、っていうけど、
適所を探しているのだ。
歩けない植物もやっぱり適所を探して首をのばしたり。


でもあまりにも適していないところでは、どうにもならないこともある。
なんとか生きながらえる場合もあって、
それが次へのものすごいエネルギーになることもある。
そのエネルギーがあるときに、旅立てれば、すべてのことが糧になる。

耐えて耐えて、工夫したことが、種になる。





ポップコーン、茹でていただいたら、なんかなつかしい味。
なんでだろう、はじめてだったのに。



まだベビー、このまま食べてる人いましたね。


へくそかずら、別名やいとばな、お灸にして遊びます。ほんとにぺとってくっつくよ。
この子たちはとても強い、どこでも生きられそうだけど、やっぱり苦手なところもあるのだろうか?


ブドウも色づいてきました。


秋の七草、なでしこは一輪だけ
(ちょっとたいへんな場所にいるのだけど、大和撫子はたっくましいのです)。


2015年7月29日水曜日

旧暦で祝う七夕の会 8月20日木曜の夜







星がみえる夏の夜空になってきました。
ちょっと田舎にいくとほんとうによく星が見えて、首がいたくなってしまうほどです。



 国立天文台では、2001年から「伝統的七夕の日」を提唱しています。
年に一度の星祭りの夜なのに、
現行の77日では、星空観察が不可能に近いからです。
「伝統的七夕の日」(旧暦の77日、2015年は820日)にすると、
梅雨があけて晴天率が高く、七日の月も夜半前には沈み、
天の川は空のほぼ中央によく見えます。
 しかしいくら梅雨があけていても、
人工的な照明で夜が明るいと肉眼では天の川が見えないので、
さらに「伝統的七夕ライトダウン」をよびかけています。


 わたしたちも20日の晩は、ライトダウンして、星を感じましょう。

 七草ブーケ と ブーケみたいな夕餉をしつらえて。
 地上の草花と天の星々の出会い.......


8/20日 旧暦七夕の会 秋の七草ブーケと七種夕餉 →


夜7時〜9時すぎまで。
二階スタジオにて

会費3500円

定員10名程度
(3歳〜小学生は2000円)

持ち物:剪定か花バサミ、箸、カップ、ブーケ持ち帰り用の袋

お申し込みは石田までlamuda@ya2.so-net.ne.jp

おみなえし
白いのはおとこえし


暗くなってからの開催なので、4時ごろから準備をしています。
草花摘みもいっしょにしたい方は、ぜひ準備からごいっしょにしましょう。

去年は巡り花をしました→
お菓子は葛切りでした。夏のブランチにいいのですよ。




そのまえは、竹に花をたてたのでしたね。

今年、みんなでつくる七夕はいかに?

2015年7月27日月曜日

火曜日の夕方庭仕事します

夕立にあうでしょうか?
明日28日火曜日の夕方4:30ごろから庭仕事をしています。

そして週末8/1日は1時から植物観察会→です。
午前中は親子ヨガ→もあるので、一日IIDで夏を過ごしてみませんか。
おかゆパンつきですって。

人間の体と、植物の体。比べっこ。

こんどの絵の指導をしてくれるカワムラさんが講師の似顔絵を描いてくれました。

大人にも充分満足いただける内容ですので、
夏のひととき、子ども心で植物とあいましょう。





2015年7月22日水曜日

ポップコーンも爆発期


先週の土曜日からわずか三日で、夏の庭の様子はさまがわり。
ヒゲがでてきたね、っていってたポップコーンは、たくさん実がついていました。
二歳になったばかりの女の子は、二週間ぶりに会ったのですが、
一段とお話するようになっていて、まさに二歳児の爆発期。



これは雄花

茶棉も育ってきましたが、自家採取の種子からなので、はたして茶色になるか。

茶棉の花(のはず)

デラウエア


飛行機雲? と思ったのですが、ふつうの飛行機雲と違うのです、彗星かしら?

金曜か、土曜の夕方に、お庭仕事をする予定にしています。

8/1日のスケッチの会→、ぜひご参加くださいね。
植物についての学びの半日です。
暑いので、桑の葉スムージーをつくろうかな、と思っています。
凍らせないので、桑の葉セーキかな。定義がよくわかりませんけど、バナナやヨーグルトとあわせると、葉っぱを濾さなくても飲めるのです。
桑の葉がたくさんあるからなのですが、ほかにアクの少ないヒルガオの葉や、湯通ししたドクダミを入れたりもできますね。いろいろやってみましょう。



2015年7月18日土曜日

梅雨の終わりか、夏草三昧の一日

今朝起きたら、日差しが照りつけてきたので、あらら、たいへん、曇りのはずなのに、とちょっと構えましたが、午前は曇り、午後から小雨とあいなりました。
台風の余波なのでしょうか。
ともあれ、名残の梅雨をぞんぶんに味わう一日となりました。

遠くから来てくださった、庭師の南幹夫さんと麗汰(太?)さん、いっしょに草木にまみれてくれた方々、ありがとうございました。






庭仕事のとちゅう、夏草チンキをつくりました。
みなそれぞれの感覚で、ハーブをミックス。
8月になって、みなさんの香りがどんな風になっているか、だれのがいちばん蚊よけになるか、嗅いでみたいです。

今日も、草木に学ぶこと、癒されることたくさんで、胸がいっぱいです。
私自身の調子は、じつはあんまりよくなくて、集中力散漫で、それであせったり、ちぐはぐなことがたくさんあって、たえず、内心、これではいけないわあ、と感じていたのだけど、
草木の中にいると、人間たち(今日一緒にいた方々)もなんかそういうことを受け流してくれるようでした。
なんだろう、みんなは何かに気づいているのか気づいていないのかわからないのですが、たとえ気づいていたとしても、受けとめかたが、そっけないほど自然なのです。
そう、この素っ気ないほど自然、っていうのが、いいんだな。

意味不明のことを書いていますが、きっとこれもそれも素っ気なく、草木のようにうけながしてくれるんでしょうね。

どんなものでも、蜜月的な時期は素っ気なくないのだけど、
どんなものでも、おおむね、素っ気なく自然に、子育て、仕事の大問題、介護、夫婦関係とか、そんなふうにありたいと、
梅雨の終わりの夏草いきれに、思います。

うーん、しかし素っ気ってなんでしょう。素っ気がないってのも、へんな言葉で意味がひっくりかえっているのかもしれませんが、ヤバイとか微妙みたいに、、、このことばのニュアンス、あんまり考えると素っ気なくなくなるのでこのあたりで、今夜はやめます。

みなさま、また街の緑「巡る庭」で会いましょう。
21日火曜日夕方4時半ごろから庭仕事しています。

2015年7月16日木曜日

学校園「巡る庭をスケッチ〜夏休み自由研究編〜」【kids2015】

 

前回の池尻のみの市での開催をテストケースにして、いよいよ巡る庭の植物図鑑づくりがはじまります。
今回は夏休みの自由研究にもなるようにプログラムを考えました。

絵はシプリのお二人がコツを教えてくれます。
植物については、塚田と石田が、なんでも相談員みたいに、みなさんの疑問におこたえします。
参考図書もそろえてお待ちします。
毒ではない植物であれば、ジュースにしたりお茶にして、試しに飲んでみましょう。

大人の方にも充分満足していただける内容です。自由にやりましょう、自由研究ですからネ。



「巡る庭をスケッチ〜夏休み自由研究編〜」→


8月1日 (土) 13時〜 16時

場所
IID 世田谷ものづくり学校 1階108号室(GO SLOW ゆっくりとカフェ隣)

夏休みですね。世田谷ものづくり学校(IID)の庭を巡って、夏の植物観察をしたら、好きな植物を摘んでスケッチをします。虫の眼になって、よく観察するといろんなことが見えてきますよ。学校園では「都市の歳時記」をつくろうと計画しています。sipli!のお二人に手伝っていただいて、みんなの手描きの絵と観察が世田谷ものづくり学校の植物図鑑にいずれなるかもしれません!

参加費
2000円(税込)

持ち物
筆記用具、あれば花ばさみ、マグカップなど(草の試飲用)
※紙と色鉛筆などはこちらでご用意いたします。

定員
12名程度

申し込み
hikarionsitu@yahoo.co.jp

注記
蚊がいますので対策を。長袖長ズボンがお薦め。

sipuli!
sipuli!はやさきさとみ と 河村まこと の2人編成です。
書籍のデザインを中心に、アニメーションやイラストレーションの制作をしております。

http://sipuliweb.tumblr.com/→http://sipuliweb.tumblr.com/

ぜひご覧を!



土曜日の庭仕事と夏草チンキ




夏草チンキづくりは、定員になりました。
ご参加のみなさま、雨でもやりますので、エントランスにお集りください。

庭仕事は、気軽にいらしてください。小雨決行ですが、お天気の様子を見て、無理なくどうぞ。

+++
湿気の日々ですね、植物たち虫たちはどんな気持ちでいるのでしょうか。


石田は、先週から宮崎、金沢と、台風の合間をぬっての遠出がつづいていて、空と海が互いに影響をあたえあいながら、気象ができていっているのだなあと。
雲の動きと波しぶき。

空と海、
人間なら、心と体?
どっちが体でどっちが心かわからないけど、なんかそんな感じ。

海に囲まれたこの小さな列島は、今は日本というひとくくりの国になっています。
けれども海も空もひとつです。
言語も風習も多様だけど、同じ地球の上に暮らしています。

東京も京都も北海道も九州も四国も山陰山陽東北と小さな日本の中も多様。
だけど人はみんな人。

だけど人はそれぞれ。

多様とひとつが入れ子のようになってできている世界。

身近なことを精一杯、自分自身でうけとって、消化して、
だれかがいったもっともなことにも、理不尽なことにも、冷静に
冷ややかに、静かに、対していきましょう。

それが情熱です。

週末の世田谷の庭でも、この季節のさまざま、と、ひとつを感じます。




2015年7月11日土曜日

7/18日の夏草チンキづくり詳細が決まりました。



ハーブというより、夏草だわ、ということで「夏草チンキづくり」としました。

お庭を散策しながら、ご自分の相性にあったハーブや木の葉を集めて、高濃度のアルコールにつけます。
ローズマリー、ミント、レモンバーベナ、ラベンダー、ドクダミ、ビワなど
一週間以上たったら少しずつ薄めて、虫除けスプレーにしてみましょう。
虫除けだけでなく、部屋をリフレッシュする、エアーフレッシュナーとしての調合もできます。
ハーブや薬草についてのお話をしながら、夏草のエキスをいただきましょう。
アルコールの濃度によって浸出する成分も違ってきます。そんなエキスの抽出についてもお話できれば、と思います。


2015718日土曜日14001500くらい


[参加費]1000円(アルコール代は別途500円程度、ご自分で持ってこられればお願いします)

[持ち物] 
+剪定バサミ、布巾(ハーブを洗って水気を切るため)
+広口ビン(できれば遮光ビン)200ccくらい入るものを一つ以上。
+持ち帰りようの容器やビニル袋
+ハンカチくらいの布か紙(この上でハーブを選別
+無水エタノールや35度以上のウオッカ,焼酎,ブランデー
200cc〜仕込みたい量、こちらでの用意を希望される方は申し込みのときに明記してください)


 [定員] 7名程度

[申し込み] 石田紀佳 lamuda@ya2.so-net.ne.jp


場所はエントランスかミーティングルームです。




濃厚ローズマリーチンキを薄めているところ

これは乾燥ハーブを使ったもの。今回はフレッシュで抽出します。


2015年7月6日月曜日

7日火曜日夕方の庭仕事

5時ごろから庭仕事の予定にしています。

石田が当日朝からPC操作ができず、そのまま5時ごろに庭に行くので、メールが見られません。
以心伝心でお願いしますね。

2015年7月5日日曜日

旧暦の七夕の会

あさっては7月7日です。
小さな子が笹の葉をもってお母さんの自転車の後ろに載っている姿をよくみかけます。
自分が幼稚園のときにも、この七夕飾りにはなんともいえないあこがれをもったなあと思い出します。

学校園ではずっと民俗学的アプローチで七夕を追ってきたので、この笹の葉に短冊をかける習俗が、どうしてはじまったかなど、おもしろいことも同時に思って、ほほ笑みます。

旧暦での七夕は、8/20日木曜日ですので、今年は平日の夕方から
「巡る庭 たなばたの会」を行います。

秋の七草をブーケにして、七夕に因んだ軽い夕餉をしつらえます。
会社帰りの方も来られるように、そして星も見えるように、7時ごろからはじめますので、明るいうちにブーケや夕餉に使う草花をとって用意しておきます。
七づくしです!!!

早めにこられる方は、いっしょに草摘みからはじめましょう。
七つの秋の草を探して、夕餉のお菜やお皿を集めます。
わたしたちは5時ごろから準備しています。
ブーケを束ね、夕餉をいただきながら、七夕やお盆についてのお話を。

8/20日 旧暦七夕の会 秋の七草ブーケと七種夕餉
7時〜9時すぎまで。
会費3500円

定員10名程度
(3歳〜小学生は2000円)

持ち物:剪定か花バサミ、箸、カップ

お申し込みは石田までlamuda@ya2.so-net.ne.jp

今月発売号のソトコトで伝統的七夕のことについて触れました。
ちらりとご覧くださいませ。


2015年7月3日金曜日

7/18日土曜日 庭師さんと庭仕事(詳細アップしました7/5)+ミントとローズマリーチンキづくりなど

そのころはもう梅雨明けしているでしょうか。
夏空のもと、伊豆の庭師南幹夫さんにお庭の手入れをしていただきます。
ご興味のある方はお越しください。

その日、たくさん生えたミントやローズマリー、レモンバーベナ、ラベンダーで、
チンキ(ティンクシャー)をつくります。穏やかな虫除けなどになります。
詳細はまたお知らせしますので、日程のあう方はご参加ください。


◎7/18日土曜日9時〜日暮れまで 庭仕事→ ご都合のいい時間にいつでも
今回もお弟子さんと来て下さいます。
男性も大歓迎ですので、ぜひ。
将来庭師になりたい方や自分の庭を手入れしたい方、また植物に興味のある方、
お子さまもどうぞ。
こちらは予約はいりません。


○チンキづくり 午後2時から3時ぐらい 1000円程度(アルコールはお使いになる量の実費をいただきますが、ご自分でもってきてもいいです)
(このころに一番元気なハーブを使いますが、ご自分でピンときたものを摘んでいただいても)
持ち物:剪定バサミ、広口ビン(できれば遮光ビン)200ccくらい入るもの。
持ち帰りようの容器やビニル袋、ハンカチくらいの布か紙
定員10名程度
お申し込みは lamuda@ya2.so-net.ne.jp

2015年7月1日水曜日

ドクダミが伝える

火曜日の朝、岩手県の早池峰山の麓にすむ友人から、今ドクダミが咲き始めた頃、特別な白ですね、とメールがありました。
これが火曜日の夕方のできごとの伏線でした。

雨の降りそうな夕方でしたが、いつもくる松川さんが娘二人とやってきて、ヤマモモの剪定と片付けをしました。

一年生のめいちゃんは木登り上手ではりきってヤマモモをとりました。もっと登りたそうだったけど、暗くなるのでもう降りようねといったら、足場を選びつつ、これまた上手に降りて、最後はわたしの手にすぽんと飛び降りました。彼女の、なんというのかしら、動きの確かさに、熱くなりました。

ヤマモモ片付け:こうやって写真でみると、暗がりのハイエナのよう。。。ですが、剪定したヤマモモの枝をあまり遠くにもっていくと実がこぼれてしまうので、近くの広場におろして、実をとってから枝を片付けるのです。

あと数日で2歳になるののかは、蚊に刺されて痒くしているので、ドクダミの葉を揉んで汁をかゆいところにちょんちょんとつけました。
そしたら、気持ちいいのか、うんうん、って首でうなづくので、かゆくなくなった? ときいたら、またうんうんってします。



わたしはほかの用事があるので立ち上がろうとしたら、彼女は、数メートル先にあるドクダミの茂みに走っていきました。
なんと、葉っぱをつんで、お母さんのところにもっていったのです。
お母さんがもみもみして彼女の肌になすると、また走っていって葉をとる。
こうなると、実際に痒いから、というよりも、遊びなんですが、わたしは立ち尽くしてみていました。

最初、ドクダミをとってきたときは、わたしは彼女に見せるつもりもなく、ただかゆさがおさまれば、としたのに、彼女はそれを見ていて、ぜーんぶまねたのです。

都会でも、こういうことが、この2015年におこっています。


こうやって、伝わるんだ、と昨夜はいろいろ、いろいろ思って寝付けなかったくらいです。かなりうれしいできごとで、こういう伝わり方が理想というか、こんなことをしたかったんだと気づいたのです。
ただ、「したい、したい」といってすることではなく、自然とそうなっていった。
松川さんは三人目ということもあるのか、すばらしい子どものとの関係です。
たとえば昨日も、ののかの体にからまった大人のショルダーポーチを、はずすときも、大人がはずすのではなくて、そっと待つのです。
はずれやすくなるように、手を添えるだけ。
転びそうなくらいに足に絡まっているのですから、わたしだったら、「外そうね」とかいって、先回りして外すだろうに、まず、ののかの動きをまつ。
そんな土壌があっての、昨日のできごと。


夕暮れ時のドクダミ伝説。
もうお花はすっかり終わりました。


アプローチでは、ラベンダーの花がさかり。


レモンバーベナは今年はじめて咲きました。

ローズマリーはわっさわさ。