2012年8月4日土曜日

nowhere place「flow-er 」水と花と

建築家の平田晃久さんの水のしかけに、IIDのミドリノディレクターの塚田有一の花。

ひとすじの水が、四角い透明な平面を、波紋を描いてひろがり、落ちる。
線、面、粒。
くぎられた矩形を、はてしない円形に。

地球上のここそこをうつした草花
繊細、可憐、圧倒

どこでもない水の花園。

十六夜の月の夜に
演じられた能は「死」をテーマにしたものばかり。

死ぬというのは、その人やその人にまつわる夢もきえるということだ、と能楽師の安田登さんがいった。

お盆が十三夜、十四夜、十五夜ととりおこなわれてきた意味。

月にうつる面影。

高い笛の音が死者をよぶ。


昨夜よりも今夜、月は欠けて、
そしてまた再生する。

亡くなった人の、その夢の声をきいたのはわたしばかりではなかった。


photo by noriko tejima


1 件のコメント:

  1. facebookへの投稿のコピー↓

    十日迄開催中の[Flow_er]。一昨日は「水の音」と題して能楽師ワキ方の安田登さん、笛方の槻宅聡さんによる公演が行われ、石田さんにもご覧いただきました。感想をありがとうございます。
    HereとThere の瀬を跨ぐ魂の往還。いつも最初に「立花供養」をしてくださいます。それによって、切り取られた命を弔い、再生を予祝してくれるのでしょう。決して舞いやすい場所では無かったとおもいます。笛方さんも。前日の夜に一度現場で打ち合せをしただけであの舞台ができるって、どこまでも凄い。。。

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