2014年5月11日日曜日

梅仕事のはじまりはじまり 


昨日の風で、木々の葉がたくさん落ちて、梅の実も自然の間引きになっていました。
この季節は多くの照葉樹の落ち葉どき、なかには実を結ぶ準備をはじめている木たちもたくさん。どんぐり系の花が香りますね。
いっぽう、早春に実を結んだ梅は、ふるふるとふくらんで、つきすぎた実は風が落としてくれて、土となり、一部はまた梅の木に還っていくのです。

巡る庭の梅もたっくさんなって、ぽろぽろ落ちてはいますが、心配ご無用。
このような豊かさもありますね。人の目からみたら、死んでいくようで、残念だけど、「無駄」というわけではないことがありますね。

今週末5/18日はマーマーマガジンとの共催で石田が「カリカリ小梅づくり」の道案内をいたします。
(通常の梅漬けとちょっとですが違います。一週間ほどで食べられるんですよ。)
草摘みすると野に近くなれので、初夏草で発酵ジュースもつくります。
去年、奈良の月ヶ瀬で見学した梅の黒焼きもご紹介でたらなあと思っています。

カリカリは小梅でつけるので、神奈川県の梅園さんからわけてもらいます。たぶん日本列島で一番くらいに早い小梅のひとつでしょう。(梅の流通事情などについては講座で触れますね。けっこうシビアです)
いずれにしてもカリカリ小梅は梅仕事のはじまりですので、梅についてのお話を丁寧にさせていただきます。

月末にはいつもの学校園のお節供編で「梅肉エキス」、こちらでは青梅の収穫もします。

マーマーの魔女入門をIIDでやっていただけるおかげで、今年は一連の梅仕事ができそうです。
これから、土用のころまで、梅時間の流れで過ごせたらいいですね〜
じつはこの時期、梅雨をはさんでたくさんの収穫があるのです。
つゆのくにの智慧はなかなかですよね。

++
親元から離れて(?)ひとりで梅干しをするようになって、なんと30年近くになる。。。と今計算して驚きましたが、それでも一年に一時期しかできないので、青梅と黄梅をしても60回です。どうぞご一緒に梅仕事と毎年重ねていきましょう。無理をすることはないけれど、毎年できるって幸せです。(事故で、できなくなった人たちもいらっしゃいます)

講座に来れない方は、日用品の店「東青山」のwebsiteに梅干しについて書きましたので、ご覧ください。梅の虎の巻です。

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