2012年6月13日水曜日

旧暦で端午の節供〜みどりしたたる〜


いつからかは忘れたけど、ほぼ毎年塚田さんはしょうぶをとりに、石田の畑小屋weedhouseの湿地にくる。わたしがいないときも、ひとりで「あの木にまた会いました」と、「あの木」、とぐろを巻いた古い柳の元にひとりあいさつしつつ、しょうぶの香をその指先で掬う(すくう)のだ。

そうやって掬いあげた草木の精をいける。

今回は「軒菖蒲」に習ったアレンジで、それはいかにもおまじないじみているのだけど、いつでも花いけは真剣なまじないだ。

まじないといっても、なにに届くかわからない。しかし、切った草花とむきあえば、たしかに自分にその精がしみいる。

塚田有一さんの花いけ指南に、気負いなく参加できる機会。
ぜひどうぞ。

花いけにあわせたお菓子は、クズもち。
この季節にいちばんツルをのばす葛の粉を練って、IIDのまわりの野草や木の葉とあわせます。

花も菓子も、あとは当日のお楽しみです。

石田紀佳


6月24日 (日) 13時30分 ~ 16時30分 ●211 studio

軒菖蒲をイメージした花飾りをつくり、家に帰ったら軒菖蒲にするもよし、菖蒲湯にするもよし。その薫りで邪気を祓います。


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