2021年6月19日土曜日

道野原の夏の花 と アベリア(ハナゾノツクバネウツギ)

バラが終わった後の、花のリレー、梅雨につないでいる道野原。

あんちゃんとお手入れしてくれた日に、佳代さんの撮影で。

ムスクマロウ 暑さと乾燥にも強いので植えたのですが、この雨の中もパッチリと。薄い透けるような花びらなのに、強いのですね。


エキナセアデリシャスナゲットもオキシペタラムブルースターも

ブルースターは夾竹桃の仲間です。花のつき方が似ています。

初春に始めた施工→
苗を植え付けた頃→
今日は雨からの贈りもので、用事がなくなったので、振り返りの時間をいただきました。


●昨日は、室外機の放熱の妨げになるということで、アベリアを大剪定。長い間花をつけ、公害にも強く、大きくなりすぎないので、いたるところに植えられてきました。イタリアで交配育成されたとか。お花可愛いのですが、いたるところにあると、人はありがたみを失うのです。時々、室外機周りの大刈り込みをする羽目になるので、一度染めてみようと、今日決意なり。アベリアだけのリースも作りましょう。
道路のグリーンベルトにも使われてきたのだから、道野原の大先輩の植物なのです。
アベリアの日本名は花園突羽根空木。妖精か天使のようなお名前。

次のお庭仕事は23日水曜日。3時過ぎから始めます。

そういえば、父の日への梅ジュース、明日にはできていますかね?


2021年6月17日木曜日

6月のボタニカルヒーリング テーマは「あらう」

 6月のボタニカルヒーリングでは、「洗う」がテーマ。

これからの季節はときに気温も下がりますが、蒸し蒸しする日々。洗うこと浄めることを心身で感じる時です。

鷺島ひろ子さんが手ごね石鹸の用意をしてくださいました。

巡る庭の洗う草、ラベンダーを摘み、シンプルバングルを作り、石鹸にエキスを入れたり飾ったり、

この季節の実りである梅を拾い、ビワをもいだり、となかなか座学の時間が取れませんでしたが、最後にひろ子さんの呼吸ワークにたどりつけて、ほっ。

じつは、梅雨入り直前から梅雨最中までは、とても豊かな収穫の時期。

ちょうど、冬至の前が豊穣の秋であるように、夏至の前は麦秋、真竹の筍から、ビワや梅、山椒の実。もちろんドクダミなどの薬草も。ゲンノショウコや夏枯草は巡る庭にはありませんが、これらの重要な民間薬草も採りどきです。ただ、雨が続くと乾かすのが難しいところ。。。旧暦の五月晴れは救いのひと時でもあったのだな、と、草仕事をすると過去の人々と通じるのです。

ともあれ、みんなの潔、清い、浄めに対する思いを共有できて、ありがたい時間でした。

織物をする佳代さんの「手を洗う」ことが気持ちを落ち着かせたり潔たりすることにつながるとのお話や、水の為にも食器洗いにもほぼ石鹸を使わなくなったさきさんの思い、光や音や人が場を清めてくれるという美幸さんの実感など。

毎回、ご自宅のハーブをたっぷり持って来てくださる坂上さんは、今回はマロウの花をコツコツ干したものとフレッシュをお持ちくださいました。マロウの色に心が洗われましたね。

「あらう、きよめる」、なかなかつきない話題です。漢字も多くを当てますね。

●7月3日はお一人様ご受講いただけます。暑気払いの草花についての学びを中心にします。ご興味のある方は石田まで連絡ください。

以下、よしえさんからの写真です。



どくだみ佃煮

ビワ種酒の作り方なのですが、このビワレットをかけたカフェオレ寒天が美味でしたね。


ラベンダーバングルは100%ラベンダーだけで作ります


ミントはこれからの季節のさっぱりに大活躍




先月いただいた坂上さんのエルダーフラワーでのコーディアル


石鹸にマロウ、写真がありませんが、いろんな植物からのエキスを混ぜ込みました。アロエ、ラベンダー、ミント、レモンバーベナ、タイム。。。。この時期はハーブ草盛り。












2021年6月16日水曜日

本邦初? ネズミモチ(女貞子)コーディアル

速報。以下のものを混ぜて一晩で発酵してきました。








材料は:

ネズミモチの花(今回は開いているのも蕾も混ぜて)

レモンバーベナをティーにして出したもので砂糖を溶かした水分

酸味は黄熟梅の実

●少しビターですが、いい感じです。薄めて飲みます。

糖分以外は巡る庭産。

昨日刈り取ったものが、エントランスに生けてあります。まだフレッシュなので愛でたり、発酵力をいただいたりしてくださいね。

まだ実験中だし、薬草なので、たくさん飲まないでチビチビとね。

今年はようやくネズミモチのお花と会えてます。

樋に詰まると指摘されたところを剪定しました。まだ剪定するところはあるのですが、日当たりのいいところから順番にやって、お花を楽しませてもらえたらいいですね。

●日曜日の夏至の会は満席となりました。

2021年6月14日月曜日

第一回Gift from the Gardenレポート

ミドリノのみなさんとの新しいシリーズ、「庭からの贈りもの」。こちらにもご報告しましたが、紗絵子さんが写真を送ってくれたので、もう一度。まだ蕾の紫陽花が残っていましたね。挿し木のマロウも咲いた日。

ここの梅の木は一体何歳なんでしょう?

梅とイチゴシロップを合わせたジュースをご紹介しました。梅の実をクエン酸かわりに使って酸味を加えるのです。

落ち梅の崩れそうなものは、その場で火にかけて、お梅さんにしました。


あの日は何と言ってもカブトムシでした!

最後に嬉しそうな私。。。みんなでたくさんの梅をいただきましたね。

今回の参加費は全額世田谷区のひとり親支援への寄付となります。みなさんありがとうございます。後日ご報告もいたします。

あのカブトムシも何年か前に親から産み落とされたのですね。いくつの卵が成虫になるのか?? 私たちも奇跡のように生きていますね。

次の庭仕事は今週水曜日の3時くらいからを予定しています。あまり暑くなかったら早めにしたり、午後雨になりそうだったら、午前に繰り上げます。梅雨の庭仕事は本当に空次第。

 

2021年6月11日金曜日

絶滅寸前の四国ツキノワグマ生息地に

日本列島は、急峻な山があるがために、自ずと守られてきた自然があります。

簡単には手をつけられないから、足を踏み入れられないからですが、だんだんと採算が合うかも、ということになるとその貴い場所が、開かれてしまう。すなわち天然自然が閉ざされてしまうということです。。。

個人的に応援している熊森協会からのニュース、今回はぜひとも巡る庭関係の方にも見ていただきたく、こちらにリンクします。

オリックス株式会社は2018年、徳島県の那賀町、美馬市、神山町にまたがる標高1500m級の険しい山々の総延長約30kmの尾根筋に、高さ178mもの風車を42基設置する巨大な天神丸風力発電事業を計画しましたが、ついにこの度、公式に白紙撤回しました!

熊のような大型哺乳類がそばにいてくれる幸い。もうこれ以上、ほかの生き物の暮らすところを脅かさず、小さく暮らせるような知恵をつけたいです。

*ちなみに「東京都」は、世界で熊が唯一生息する「首都」らしいですよ! 東京都といっても小笠原もあるので、広いわけですが、ちょっと足を伸ばせばいける奥多摩に熊がわずかながら生存しています。動物園のことでないよ〜

間違って捕獲された熊のお話


2021年6月8日火曜日

庭からの贈りもの なんとカブトムシが!!

第一回「庭からの贈りもの」では、梅の実をいただきました。ジュースを大切な人と一緒に飲む時間、どんなかしら。

Fさんが梅を採っていたら「カブトムシがいます」と!

さっそくふきくんが手に乗っけたけど、あまりに大きくて力も強く。剪定した梅の枝において様子を見ることにしました。帰りにふきくんが「カブトムシをもらってもいいですか」と私に聞くので、「私のカブトムシでないので、カブトムシに聞いて、ふきくんが決めてね」とお返事しました。

ふきくんは、お母さんにちゃんとお世話もするから、といって連れて帰ることにしたのですが、その頃にはカブトムシはいなくなっていました。

巡る庭にはクヌギやコナラはないので、どうしたものか。梅の樹液も舐められるのでしょうか。どこかから逃げたカブトムシなのか、よくわかりません。

写真はふきくんのお母さん、YUさんより。




ふきくん、いろいろ想像して感じたよね。カブトムシにしても大抵の昆虫の一生はほとんどが幼虫。カブトムシはずっと土の中にいて、私たちはそこから出てきた大人の虫にあったんだね。ふきくんもゆっくりゆっくり十分に子供をやってね! 
あれ、私もまだ幼虫なのか??? ともあれ皆様、ゆっくりじっくりおつきあいくださいませ。育っていきましょう。うん、確かにまだ土というか、闇の中っぽくもあり。

●今日は、棉の苗定植できました。夾竹桃も剪定しつつ花を愛でています。
●暑い時には、梅の酸っぱいのをいただきましょう。梅干しを入れたお水を飲むのもいいですよ! 甘味を入れれば、ポカリスエットみたいですし、かつ抗菌作用もあって言うことなしですね。
では梅仕事しつつ、また笑顔で会えますように。

7月の予定が決まりました

月20日の夏至の会は満席となりました。


気温が高くて乾いているので、金曜日水やりをします。アップルミントもさっと干せそうですね! あ、ラベンダーも。


2021年6月6日日曜日

コットン芯の灯り 棉から綿への旅路の光

 棉の実の油絞りも準備したのですが、当日には工夫が間に合わず、食用米油で。

お庭の白いコットンで灯りを灯しました。

皆さんも夏至の日に、ほんのちょっと綿の繊維をよって、灯してみてくださいね。

しのぶさんの紡ぎそこねた(?)糸がやわらかな光になりました。

来週の水曜日は午後3時から庭仕事、棉の苗を定植しましょう。
暑いので3時からにします。