2015年2月28日土曜日

妖精の女王が住まれる場所? 麝香草、タイム

タイムのお手入れは、いつも小さなリースづくり
紅葉していると気分も高揚!




こんな小さなバラ、タイムローズ
束ねたタイムはハーブソルトにしましょう

















寒の寒さに紅葉したタイム。
今日のメインの庭仕事はタイムのお手入れ。

いちばん好きなハーブかも、というくらいのタイムです。
ただ、湿気に弱いので、自宅や秦野の畑小屋では栽培しておらず、もっぱら、仕事でご縁のあった乾燥して日当りのいいところにいる友達。大好きな友達。

いぶきじゃこうそう、は日本原産のタイムだそうだけど、じっさいに自然に生えているところは見たことがありません。伊吹山にあるのでしょうか?

ということで、今日は、エントランスのタイムの枯れ上がっているところをきりそろえ、先っぽについている葉をみんなでわけました。
このタイムは斑入りだったので、白い葉がピンクに紅葉して、小さなバラみたいなのです。

妖精の女王が住んでいる、って話もあるんですよ、タイムの茂み。


七草の会のときにIIDに生えていない草を、秦野から寄せ植えしてもってきたのが、こんなにもりもり
ふきのとうはもう花咲いて
なんと、もうスナップエンドウ。今日は初味見。寒さもあったせいかいっそう甘く


春です。
蚊の出ない前にみなさんも遊びにいらしてください。
庭仕事は始めての方も大歓迎、参加費無料で何の条件もありませんよ。
剪定バサミや庭装束はご持参くださいませ。

次回は藍の苗床準備や、植え替え場所づくりなどをする予定。
棉の畑の整備もできるかな。
春めいてくると庭仕事欲ももりもり。

2015年2月25日水曜日

2月最後の庭仕事か、三月最初か?

今週末は28日土曜日に2時ごろから庭仕事をします。この日は日暮れまで。
土曜が雨だったら、翌日3/1日曜の11時ごろから、二時ごろまで。


本日は旧暦人日七草の日、こちらは先日摘んだ七草。




つぎの学校園は4月18日に「旧暦で祝う桃の節供」をいたします。
花菓子はひさしぶりに、スタンダードな草団子にしようかと思っています。
あまりに簡単でわざわざやるのもなんだなあと、しばらくやらずにいたのですが、若いヨモギを摘めるこの時期にはしたいですものね。
基本にかえるってことかしら。これも大切なことです。
簡単なことをくりかえす、でもくりかえすと、変化していく、奥には奥がある。

新しい年になって、妙にこの、基本、定番ということの繰り返しのようなことが、迫ってきます。
それがなんだか新しい?

みなさんはどんな旧暦の新年ですか。
春分までのこの季節の変わり目、思い改めるきっかけにしていきます!

七の香月の今宵を、ていねいにお粥をたいて、早春の草といただきましょう。

こちらめずらしい石田と塚田のツーショット? いずれもまりさん撮影。



2015年2月21日土曜日

旧暦で祝う人日の節供 速報

このテープの話題からはじまった今日


器をえらびます、ホーローを塚田氏が用意。
器をえらんだら外に出て、梅の木にのぼり


摘んだお花たち
水揚げ養生しているあいだに、七草歌でとんとん刻み、デコレーション用のお花を用意しておきます
蒸しているあいだに花生けを。
花道家塚田有一
花道家あらいこうた
うーん、どうしようかな







花好きな少年、ヨーガティーチャーくるみさんの息子さんが、みずから「お花をいけたい」といって、ご参加されました。
前の晩には、息子さんは「黄色いお花」、娘さんは「紫のお花」をみつけるんだと、イメージしているよ〜とメールをくださいました。

わたしたちもとっても楽しみに、この旧暦のお正月三日にIIDのスタジオに集合。

梅が香っていて、お天気もよく。

七草の蒸しパンには、お花をのせました。
梅の色は飛びますが、黄色いユリオプシスは残りました。
玄米粉と豆乳だけの素朴な蒸しパンですが、お花があるとかわいい。

梅の花teaはお子さんたちもおいしいっていって飲んだんですよ。
この時期ならではの味と手ざわりでした。



今日はお子さん参加でしたので、より簡単につくれるように、ヤマトイモはやめて、
豆乳ホイップにしました。
分量は、米粉1カップと豆乳1カップ、和三盆大さじ1だけです。
(ヤマトイモをすりおろすと豆乳はホイップしなくてもふくらみます)


米粉の蒸しケーキ、さっそくつくったと、有村さんから写真が送られてきました。ヨモギと桜。そんな季節ですね。





明日のヨーガクラスには、塚田氏と石田のお花が参加しています。
お花ヨーガ、またやれるといいですね。参加したいです。


※撮影は、事務局大前さんと、ひこさんこうたさん 有村まりさんでした。

2015年2月18日水曜日

巡る庭、ぐるっと絵巻

 去年の秋ごろから、お庭仕事にきてくださっているヤサキサトミさんは、来るたびに、スケッチをしていかれます。
植物や、庭仕事の様子をかわいく描いてくださるので、IIDのPTAルームで制作しているテープの図案をお願いしました。
これまでのブログに載せた画像からも絵を起こしてくれて、1メートルのリピートのテープになりました。
ヤサキさんのいるときに頼めば、好きな色を選んでつくってもらうことができます。

わたしはこの色を。ここに写っている絵は、いずみさんとこーたくんだわ!

ほかには、白に水色や、黄色に緑もあって、どれもほしかったあ。

クリックするともう少し大きくみられます。

今週末は七草の会のため、公開庭仕事はお休みです。

旧暦の新年ですね、おめでとうございます!

2015年2月15日日曜日

今年のビワ染め

裏口と表口にビワの木があります。
裏の日陰の方にまだ花が残っていました、表の木にはすでに小さな実がなっています

上物の葉はお茶用にしましょう、染めもお茶も一年以上たっている葉を使います、
ふむふむこれは上物ね。

三日寝かせてだいぶ赤みが増しました。今回は時間をおけたので、まったく重曹をいれませんでした。(早くやるときは入れたりします)

シルク、ウール、コットン、麻、それぞれの素材がそれぞれのビワ色に
椿灰の媒染液をぜいたくに使ったり、
去年、いただいたヤシャブシの煮出し液で下染めしたりした2015早春のビワ葉染め。

一昨年だったかは、ミョウバン媒染にしたのですが、アルミ分が含まれているという椿の方が赤みが出るような。
やっぱり椿灰はすごいです。
お盆過ぎに焚き火をするのは、暑くって気がすすまないけど、今年の夏もつくろうかと思います。なんでも夏がいちばんアルミ分が多いのだそう。
それに剪定も夏にするので、ちょうどいいのです。
しかし暑いのですよ。

そんなしてつくった椿灰、まだ二番灰汁ができるので、梅染めなどしましょうか?


染めているときにあったかい染液に手を浸しているのが気持ちよかったですね。

ビワ汁で手浴している気持ちはこんなの〜

染めのかたわらで実験的にした藍の生葉染の編み物。
この夏は染めから各自でやって、冬に編み物、という流れでものづくりをしてみましょう。
手前は還元藍で染めた綿の糸、奥の水色が藍の生葉染めの毛糸

植物の色をうつしいただくということをするわたしたち。
この行為をせずにいられない人。
化学染料でかなり自由で堅牢な色が染められるのに、
あの木からは、、、あの草からは、、、、と感じたいのです。
染めを通して、自然とつながっている確かさを感じます。
染めなくても、自然とつながって生きているのですが、あえてする。
なんでだろうな、と毎度、まいど問いかける。

花をいけることと、染めることも、食べることも、同じですね。

撮影はすべて事務局の大前さんです。

2015年2月14日土曜日

旧暦で祝う人日の節供 七草


来週、1月21日土曜日に学校園主催の人日の節供の会をします。
世田谷ものづくり学校2f スタジオにて
13:30~17:00まで







今年の旧暦人日の節供(七草粥)は2月26日です。
年初にふさわしく、生け花の基本である梅や椿に向かい、小さな姿をあらわした草をきざんで、七草粥菓子をつくります。
毎年ながら、人日の由来についても探っていきます。
○生け花のこと
梅か椿か、早春の木の花や野の草を摘み取って生けてみます。
ささやかな命のさきがけに、苦みや勁さ、氷が解けて流れ出すような
清冽さを感じられるでしょうか。
鳥追い歌のリズムが聞こえてきそうな花も見られるかもしれません。
それぞれの早春賦を!!
○ 菓子のこと
オーブンやホイッパーがなくてもできるふんわり米粉菓子。重曹などの膨張剤も、油も、入れません。春草での心身の浄化にふさわしい菜菓を蒸しましょう。
今回は、不耕起栽培玄米の粗挽き粉を使います。この玄米粉を使えば、七草玄米スープも簡単につくれます。



お申し込みは 石田 lamuda@ya2.so-net.ne.jp

2015年2月8日日曜日

秋の葉が、春の光あびるとき


調べものをしていて、分厚い本を開いたら、はらはら。
去年、落ち葉掻きのときに、つらつらあつめた、ナンキンハゼの黄や赤の葉。
あじさいもこんにちは。

こんな季節があったなあ、と調べものを忘れて、葉っぱをみる早春。

あの日、いっしょに葉っぱをひろった女の子はどうしているかしら。

日陰の庭

カフェ横の野菜コーナーでは、グリンピースの花が咲いています。
こちらは日当りが抜群です。南側がグラウンドだからです。
(東京の冬は晴れることが多いので、集合住宅の二階以上だと、けっこう葉もの野菜が育てられます。これは秋から種蒔きをしておく必要がありますので、ぜひ今年の秋は、冬の野菜づくりを目指してみて下さいね、ベランダーの方たちは)

いっぽう、北側はとっても寒いのですが、朝日があたる部分では水仙が咲いています。
今日はその北側の梅の庭あたりのお手入れをかなりやりました。
畑仕事というよりも、ガーデニング、という感じです。

西村いずみさん撮影

トゲ無しのノイバラの下草を整理して、クリスマスローズをうきたたせます。

冬の庭仕事は、蚊を気にせずにできるので、集中できます。
春のはじめというのかな。

初夏の庭の景色を夢見て、たくさん働きました。
とっても満ち足りた数時間。
ごほうびはフキノトウ。

梅の花も咲いてきました。
この梅で、2月21日に生け花をします
初夏に梅を漬ける方は、早春のお花からはじめませんか?
梅の花茶もいただきながら。
この花から梅干になるまでの変化はまさに錬金術です。


来週は水曜と土曜日、ともに11時ごろから、ビワの木の剪定をかねて染めをしますので、
公開庭仕事はお休みです。
椿の灰を媒染剤にします。水曜に灰汁をつくって、本染めは土曜日。
今年のビワ色はどんなかしら。

水曜は二階スタジオで煮だしたりしますが、最初は外でビワの木を剪定しています。
土曜日は一階のカフェ横の部屋と、そこからの屋外の水場を使います。
内容はこちら→


2015年2月5日木曜日

足元からの生態学のフォトリポート


事務局の大前さん撮影の画像をご紹介します。

まずは、当日、できたシューメーカーエプロン。
国産乳牛の白ナメシ革を使用。
左側は石田が持ち込みの布でつくったガーデンエプロンです。
今週末試すのが楽しみです。ハサミとグローブ入れを工夫しました。


こちらが白ナメシのテープ

ひとりひとりの採寸、靴下を履いた状態で








次回はこちらをつくるので、革の色を選びました。豚革です。

初夏のサンダルづくりは、詳細がきまったらお知らせします。
こちらは単発でも参加いただけます。