なああたたかい風の日、明日のしたく
巡る庭でとれたタイムとローズマリー、
夏みかんとしょうがは秦野から。
もっと遠くからやってきたシナモンは、あとでふりかけるとしよう。
どれもこれも、この星の上では同じく生きてきたものだけど、
日かげや日なた、海や山、
いっしょう会うことのない人が育てたり
庶民のわたしでも、大昔の王様みたいに
いながらにして、東西南北の宝物をたやすく手にする。
シナモンはどこでどうして、この太陽の日をうけていたんだろうか。
どこのだれが運んでくれたのか。
いっしょうわからないけど、思い描いてみる。
春一番の風音が、こなこなになったシナモンをふるわせる
運命に翻弄される?
明日は、椿と会うシナモン
まさかの出会いをうけいれる南国の木々
果物から、穀物と甘味の菓子に。
春のはじまりに菓子のはじまりを味わう。
++++
これまでの染め糸 |
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