2013年3月1日金曜日

椿は春いちばんの木


なああたたかい風の日、明日のしたく

巡る庭でとれたタイムとローズマリー、
夏みかんとしょうがは秦野から。

もっと遠くからやってきたシナモンは、あとでふりかけるとしよう。

どれもこれも、この星の上では同じく生きてきたものだけど、
日かげや日なた、海や山、
いっしょう会うことのない人が育てたり

庶民のわたしでも、大昔の王様みたいに
いながらにして、東西南北の宝物をたやすく手にする。

シナモンはどこでどうして、この太陽の日をうけていたんだろうか。
どこのだれが運んでくれたのか。
いっしょうわからないけど、思い描いてみる。

春一番の風音が、こなこなになったシナモンをふるわせる
運命に翻弄される?

明日は、椿と会うシナモン
まさかの出会いをうけいれる南国の木々


果物から、穀物と甘味の菓子に。
春のはじまりに菓子のはじまりを味わう。

++++

これまでの染め糸

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