昨日、一週間ぶりのIIDの裏庭では梅がふたまわりほど大きくなっていました。
庭仕事の予定は、植物の生育具合と、気温や日当りできまっていくので、
なかなか机上のスケジュール通りにはいかない。
でもそこがおもしろい。
(暑いときは日陰での作業をしたりもね、人間のためになんだけど、その日陰を求めている生き物たちとばったりあう)
よくよく植物や虫たちを見て、その育ち具合と健やかさ具合が、
わたしたちに教えてくれることは多い。
わたしたちの体調と彼らの体調。
すべて自分の鏡でもあるわけで、先週は気づかなかったことに今日は気づいたりする。
だから、小さな緑地があれば魔法の鏡を手にいれたと同じなんだなあ、
と昨日はひとりごとをつぶやきました。
マルベリーの木陰でくつろぎながら。
マルベリーというとなんだかおしゃれですけども、桑のことです。
(ちなみに桑の葉を食べて糸になったものはマルベリーシルク)
このところべリー類が大にぎわいで、
ワイルドストロベリー、ジューンべリーそして桑の実たちが庭仕事のノドをうるおわせてくれる。
鳥たちもたくさんくる。虫もね。
だからわたしたちもとりつくさず、彼らといっしょにいただきます。
きれいごとかもしれないけれど、このきれいごとを素直にみつめていきたいのです。
なぜかというと喜びだから。
生態の多様性とか循環とか、
知らないうちに覚えてしまった単語があっても、
ほんとうには何もわかっていない。
わからなくてもいいのだろうけど、わかった気になるのが苦しい。
もろもろのかかわりを、ていねいに感じていくことを重ねる庭があってよかった。
とくに都会での緑地では、切実に感じることが多いのです。
わたしたちの快適さについて、喜びについて、深めていける場所ですね。
下記、ご案内IIDのWEBに詳細記載されました。
青梅仕事
五月雨の植物を活ける、漬ける(黄梅仕事)
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