桃の節供に捧げる花菓子,当日はヨモギ色も重ねましょう
よく降るなあと、寒がりつつ、桃の節供のお菓子の試作をつくっていたら、
友人から104歳で天寿を全うされた方の詩がとどきました。
そのなかに
ああ よかったなあ 草や木がいつも
雨に洗われ
風にみがかれ
もちろん強すぎて(洗われすぎ)人間にとっては災害にもなるけれど、
みそぎの気持ちで雨の日を過ごしています。
人間は洗われたい動物でもありますね。
桃の節供もその願望のひとつ。
「旧暦上巳の節供 桃花水と桃太郎伝説」
古代中国では三月に桃の花の水を飲んでみそぎをしたと伝えられます。
現代のわたしたちも、
やわらかくてきりりとした桃の花が穢れをはらうと感じるのはきっと同じですね。
いわゆる桃太郎の昔話が意味もなく鬼を征伐することに対しては、荒唐無稽な作り話といわれもしますが、元来は桃が邪気を払うことからきているのでしょう。
秋の菊花水にたいしての桃花水。どんな味がするでしょうか。
桃の花を貝にうかべて清水をそそいで飲んでみましょう。
IIDのヤマモモの花にも目をとめて。
塚田有一による花活け指南と、石田紀佳による花菓子づくりもいたします。
2014年3月29日土曜日 13:30〜17:00
[参加費]3500円/定員15名
[持ち物]花鋏 花持ち帰り用袋 はまぐりなどの貝殻 カップ 布巾、エプロンなど調理の恰好
[定員]15名
お申し込みは石田まで
lamuda@ya2.so-net.ne.jp
去年の様子はこちら(一昨年の様子にもリンクできます)→
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