こんなに雨がつづくなんて。。。
「秋爛漫!」なんて輝く秋のはじまりの景色に、丸一日没入できたのは、
二日間だけで、でもその二日があったから、この雨も過ごせて、
次の期待もあります。
そして二日間だけだったので、
よく覚えています。
人がものを美しいと感じるのは、つぎはもうかわってしまうもの。
つぎはもうないかもしれないものに、こころひかれる。
幼いころは「なくなる」とは意識にのぼらなかったりもするのですが、
だんだんと、そのはかなさを感じるようになります。
だからうつくしさはせつなさにも通じます。
でも、せつなくなりながらも、もっと年をかさねると、
過去と今と未来がつながるような感覚もでてくるから、
季節の景色がいっそう深く見えてくる。
わたしといえば、カメラをその秋爛漫の日に、置き去りにしてしまい、
それもなにか意味があるのだなあと、
雨のなかでも、ふうわりとひらいた、サザンカを見ています。
先週の月の花生けで、もってかえってきた、巡る庭のサザンカ。
雨を葉で、花びらでうけていて、
これまで見てきたサザンカの中でいちばんきれい。
雨の中でこんなにサザンカをみつめることもないんですけど。
それほど風がつよくなければ、雨の日の植物たちは、うれしそうでもあるのです。
弱い日の光に、月の水を浴びて、内側から輝いている。
次回の庭仕事、25日水曜の午後にします。
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