10年ぶりくらいに、蚕を育てました。
5歳の庭友達から最終齢の子を四頭いただいて、
ちょうど出張と重なったので、竹のお弁当箱に入れて、五人旅。
もう繭になるから桑の葉も足りるだろうと思っていたけど、
行きの東海道新幹線や白鷹やキャリーバッグの震動からか、私の思惑通りにはならず、
帰りの北陸新幹線で二頭の繭づくりがはじまりました。

IIDの桑をたっぷりと湿らせた新聞紙につつんでビニル袋に入れていたのが
ぎりぎり間にあって、自宅に着き、以前にこういうこともあるかと! 庭に植えた桑の葉を残りの二頭に差し出しました。
なんだかずいぶん忘れていた蚕の仕草に、車中くぎづけ。
あらためて、一つの命が紡ぐ、文字通り紡ぐ不思議を学んでいます。
繭のための足がかりをつくり、場をととのえ、あの完璧なフォルムの繭をつくる。
どうして、桑のミドリの葉が、彼らの体を通って、白く輝く糸になるのか??
わたしは何を食べて、何を吐いているのか、、、。
4000年ともいわれる蚕と人の関係ですが、昆虫類は類人猿よりか、この地球上では先輩です。
ともあれ、
日曜に最後の桑の剪定をします。
石田が自宅で保存している桑の皮 |
ご自分ではいだ皮をもってきてくださった方には、参加費割引の特典がありますよ〜
まだ日程はきめていませんが、
2012年にはこのように開催しました→
このときはまだ巡る庭ブログをしていなかったので、皮はぎの様子は「草虫ブログ」→
楮の方法と同じに、冬に枝を蒸し煮して、はいで、鬼皮をとったのでした。
自転車屋さんがテーブルを貸してくれて、コーヒーまで出してくれて。
じつは去年、梅雨時に桑の皮をはぐのは簡単だと、ミンネでペーパーワークのWSをしている作家さんに教えてもらいました。
◉7月31日日曜日四時からの庭仕事では、桑の皮はぎもしていただけます。
桑の皮はぎから手を動かすと、紙づくりの巡りをいっそう近く感じられるのでおすすめです。
くねくね折れ曲がった枝は花材になるので、塚田さんに使ってもらえるようにきれいにしておきましょう。
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