晴天が続くあったかな春の土曜日、はじめてたけのこの皮をむいた女の子、
目をまんまるに驚いて
「どうしてこんなにたくさん着ているの?」
まだ寒かったからかなあ、と大人。
「こんなにあったかい日に!」
ふさふさな毛に触れて、うわあ、うわあと声をあげる
「こんなあったかい日にねえ、、、どんだけ着てるの!」と毛皮をやさしくぬがせていく。
ついに頭だけ残したら、
「はだかんぼうさん ああすずしい!」
(熱湯に入ってあっちっちですけど。。。。)
手帚(てぼうき)も熱心につくって、お家でもまたつくりたいといって、
材料を持って帰りました。
竹にもいろいろあることを知らず知らずに感じている子供たち。
いっぽう、わたしがマダケとモウソウチクの違いを知ったのは、
なんと30代になってから。
タケノコ掘りも30代ではじめてやったし、タケノコに関してはかなり奥手でした。。ネ
ともあれ、
「巡る竹林」第四回モウソウチクのフィールドワーク編は、
場所の都合で少人数でしたが、また機会があったらやりましょう。
冬に伐り出したモウソウチクのすっかり葉を落とした枝と、
ご持参いただいた紐やリボンでつくった手帚↓
スタイリストの三角紀子さん撮影 |
自然の、均一にはそろっていない材料を集めてひとまとまりに束ねていく。
こんなふうに竹の枝に一本一本触れられる手帚づくりは、とても楽しいものです。
わたしは、モウソウチクで帚がつくれると知ってから、
完全にいい大人なのに、毎週末に「一日一帚」とかいって帚作りに夢中になりました。
秋にとって乾かしておいた藤蔓をまけば、100パーセント半径10メートル内の材料です。
ハサミがつかえる幼い子も、100パーセント自力でできる手仕事です。
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