今日はグラウンドに面した植え込みの棉の間引きをしました。
いっしょに間引いた人たちは、「間引く」ということにちゅうちょして、なかなか間引けず、わたしが「でもそうしないとけっきょく共倒れみたいになってしまうから」とけしかけて、やっとこ抜いてもらい、いくつは持って帰って育てていただくことになりました。
自然の中では、どういう草木たちも、自然に生き残って、伸びるもの小さく生きるもの、消えるものがありますが、人の手で育てるものは、人が手をくだして、その選択をします。しなくてもいい、というやり方もあるけれど、棉の場合は私の経験ではしたほうがいいので、選ぶことを、、、、、選んでいます。
こういうふうに抜くくらいなら、最初から抜かなくてもいい育て方をしたらいいんだけどなあと、自問します。
でもどのくらい発芽するか、また途中で虫に食べられるかわからないので、多めに蒔くのです。
たくさんの卵からいくつかが孵って、また卵を産める成体になるものが、ほんの少ししかできないように、生物界はなっています。
なんでこんな無駄なことをするんだろうとうらめしくなるけれど、それが事実。
わたし自身も、たくさんの精子や卵子から、たった一つ同士が結びついてわたしになったのです。あなたもね。
でも、まったく無駄なく、というのは、生き物だけでなくて、仕事でもそうはできない。なるべく合理的に、とわたしでさえ少しは考えますが、できません。
保存食というのもそうです。
今は冷蔵庫もあるし、流通も整っているから、保存食をつくったところで、たいてい余っています。
自分の暮らしを眺めてみて、ちょうどいいってことがないように感じる時があります。
多すぎるか少なすぎるかのどっちかばかり。
でも、こうして生きているのだから、ちょうどいいのかな、と、
激しすぎる雨風と雷をあびて、ぬくぬくと思ったりしています。
今日の雨風で、あの梅の実も全部落ちたでしょうか。
虫たちが食べて、微生物がかもして、土に還り、けっきょく無駄ということはないのですね。
無駄、というのは人間本意の感覚なのでしょうか。
spirit of green - sustainable open garden in Tokyo / Ikejiri Institute of Design+++++廃校あとの緑。伸び放題の茂み、小さな畑には藍や棉やハーブ。お庭仕事はどなたでも無料で参加いただけます。世田谷ものづくり学校の校舎のまわりです。2022年草花の恵みなどの予定はhttps://meguruniwa.blogspot.com/2021/12/2022.html
2014年6月29日日曜日
2014年6月28日土曜日
2014年6月25日水曜日
ほどいて いけて
先日ご参加の高村朋子さんから、ご自宅での様子のお便りがありました。
花束をほどくと、また広がる世界がありますね。
言葉をつけたくなる雰囲気です。
そして、杏をコンフィチュールにしたとのこと。
果実の瓶詰めって、タイムマシーンみたいだと、思いませんか?
お写真、ありがとうございます。
(ビワもころがってますねえ)
雑貨を扱うお仕事をされているそうで、ものを大切にされている様子が伝わります。
++++
さんざん楽しませてもらった梅雨の実たちは、口に入ったり、ビンで眠ったり、
土に還っていくものもあり。。。。こうして季節はすすんでいきます。
ほどいていけた花たちも、さらにほどけて、次のときへゆくのでしょう。
+++
日曜は、藍の植え替え(バラの前に)やら、棉の間引きか植え替え、夏野菜の定植などします。アプローチ花壇のお手入れもしたいです。
2014年6月23日月曜日
光と笑顔 (梅仕事の質問へのお返事も書きました)
雑誌ソトコトの編集者小西さんが当日の集合写真を送ってくださいました。
9月号(8月5日発売)掲載の取材でした。
カメラマンの田中雅也さん撮影。
---
今回もご参加いただいた俵法子さんがレポートを載せてくださいました。
ていねいに書いてくださっています。
ヒトリゴトツブヤク→
ありがとうございます。
ちなみに、集合写真後ろ列左から二人目の方です。
+++++
梅仕事追伸(ご質問があったのでここにお返事の内容を記します)
「重しと赤紫蘇について」
梅干し歴20年をこえる石田の方法は重しをしないのです。
柔らかい梅だと、とくにつぶれてしまうし、
ぐるぐるまわせる重さと容器ならば、必要ありません。
今まで重しをしなくて失敗したことはなく、
うちの母もしていなかったのです。
赤紫蘇は、梅酢が充分にあがって(塩が全部溶けた状態)、
いい紫蘇とであったら、漬けます。
もう八百屋には出回っているでしょうが、干す一週間前につければ充分色が入ります。
お庭仕事に来れる方には、青じそ、赤じそ、ロゼじそもご紹介しますね。
2014年6月22日日曜日
夏至の日に
ご参加のみなさま、ともに過ごしてくださってありがとうございました。
紫色の季節でもある夏至のころ
香り高く熟した実
香り高く広げた葉
香り高く咲く花
もう半周太陽のまわりをまわったら
わたしたち
この日の光を大地にたくわえて
冬にあう
これから夏だというのに、だんだんと昼の時間が短くなる
もう冬の準備がはじまっている。
この日の光をあびて
雨の音をあびて
ぐんぐん育つ
天にむかって
土の中にむかって
![]() |
夏至のブーケ |
![]() |
夏至の夕方の光を浴びて ※今日の写真は島田麻衣さん |
++++++++
次回の庭仕事は6/29日日曜日に行う予定です。
11時くらいから、日陰を探してやりましょう。
前日の予報で気温が高くなりそうだったら、夕方にします。
塚田も石田もいます。
***コットンの苗が欲しい方、間引き苗をお渡ししますので、苗が小さいうちにどうぞ。
和棉やペルー棉、アメリカ棉などあります。
2014年6月16日月曜日
夏至の庭仕事
夏至の日のワークショップの前に、
少しだけ庭仕事をします。
11時くらいから12時前まで。
ワークショップに参加される方も、されない方もどうぞ。
(ワークショップに参加される方は、お弁当など持っていらしたら、会場で召し上がっていただくこともできます。)
この日は雑誌ソトコトさんの取材を、学校園がうけて、
庭仕事とワークショップの様子の公開します。
まさに長い一日になりそうです。
ゆったりとやりましょう。
少しだけ庭仕事をします。
11時くらいから12時前まで。
ワークショップに参加される方も、されない方もどうぞ。
(ワークショップに参加される方は、お弁当など持っていらしたら、会場で召し上がっていただくこともできます。)
この日は雑誌ソトコトさんの取材を、学校園がうけて、
庭仕事とワークショップの様子の公開します。
まさに長い一日になりそうです。
ゆったりとやりましょう。
夏至の薬束と黄熟梅仕事
こちらで持ち物などのお知らせをしますと書きながら、
そのままにしていて申し訳ありませんでした。
今週末の学校園巡る庭の会の詳細はこちらにあります。
夏至の薬束と黄熟梅仕事
6/21日土曜日 13:00からです。
++
太陽高度がいちばん高くなる日に黄熟の梅をとって、
梅を漬け、草木をつんで香り高いブーケを束ねましょう。
これから来る夏の暑さをすーいすいと泳げるように。
熟して落ちたばかりの梅が拾えれば最高!
青梅は薬の要素が強いものでしたが、熟れた黄梅はフローラルな香でやわらかく
毎日のごはんの味方です。
(当日500gの梅をつけます。それ以上の量がとれたときは生のままお持ち帰り)
花の水揚げ、束ね方をおぼえると、野菜の養生も上手にできますよ。
前回は端午の薬束でしたが、今度は夏至の草花の薬束をつくります。たった半月過ぎるだけですが、植物は留まりません。
夏至には夏至の草花に出会えます。
お話しは、ヨーロッパの夏至祭と関係づけて、この間の端午の節供のことを振り返り、夏越の祓えのことまでお話し出来ればと思います。
梅干し用1.5l容器以外にも、
水漏れしない容器や野草をつつむ新聞紙などをお持ちになると、
いろいろと収穫に便利です。
この陽気で、夏至の日にどんな植物たちの息づかいにあうのでしょう。
そのままにしていて申し訳ありませんでした。
今週末の学校園巡る庭の会の詳細はこちらにあります。
夏至の薬束と黄熟梅仕事
6/21日土曜日 13:00からです。
++
太陽高度がいちばん高くなる日に黄熟の梅をとって、
梅を漬け、草木をつんで香り高いブーケを束ねましょう。
これから来る夏の暑さをすーいすいと泳げるように。
熟して落ちたばかりの梅が拾えれば最高!
青梅は薬の要素が強いものでしたが、熟れた黄梅はフローラルな香でやわらかく
毎日のごはんの味方です。
(当日500gの梅をつけます。それ以上の量がとれたときは生のままお持ち帰り)
花の水揚げ、束ね方をおぼえると、野菜の養生も上手にできますよ。
前回は端午の薬束でしたが、今度は夏至の草花の薬束をつくります。たった半月過ぎるだけですが、植物は留まりません。
夏至には夏至の草花に出会えます。
お話しは、ヨーロッパの夏至祭と関係づけて、この間の端午の節供のことを振り返り、夏越の祓えのことまでお話し出来ればと思います。
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梅干し用1.5l容器以外にも、
水漏れしない容器や野草をつつむ新聞紙などをお持ちになると、
いろいろと収穫に便利です。
この陽気で、夏至の日にどんな植物たちの息づかいにあうのでしょう。
2014年6月10日火曜日
庭仕事予定 と 巡りつづける竹林
今週末14.15は、公開庭仕事はお休みで、
週末前後の平日の(大)雨間をぬって、やります。
タイミングあえばお会いしましょう。
+++++
先日、縁あって、福島はいわきへ「ミドリノ」と「巡る竹林」に参加している人たちと行ってきました。
少人数でしかできないので告知はできませんでしたが、竹の青物職人の西山昭一さんに竹籠づくりを習いました。
昭和10年生まれで、ずっと海辺に暮らしてきた西山さんは、漁業にも農業にも使えるさまざまな竹道具をつくられます。
あの津波地震の直後からものづくりを再開された気骨ある職人さんです。
お話をうかがって、わたしが一番驚いたのは、タケノコを召し上がらないということ。
ご家族は気にせず食べられるそうですが、西山さんの師匠も食べなかったとか。
「子を食べたら、なくなってしまう」、とおっしゃってました。
竹はいくらでもでてくる、今はかえってタケノコをとりながらあるていど竹林をととのえていると思っていたわたしは、あまりにショックで声がでませんでした。
このくらいの気持ちで、冬の厳しい福島では竹の仕事をしてきたのでしょうか?
背筋がのびるような掟。
この話をきかせていただけて、よかった、というのもなんですが、これからの自然と人間の関わりについての実践の芯になるようにも感じています。
(わたしは西山さんがつくった背負い籠で毎年マダケのタケノコを収穫していました)
さて、当日につくった竹籠を、いっしょに当地にいってくれた有村真理さんの写真でご紹介します。
IIDの最後の収穫のグリンピースと例のビワがのった「一籠プレート」ですって。
これは九州のある地域で、わたしが聞いたところでは、チャワンメカゴといわれるものと似ています。茶碗を入れておくもので、足がついていて水きりもできます。(西山さんは乾いた茶碗を入れるとおっしゃっていました)
ひとつの素材の背景、巡る竹林でしばらく追いかけさせてもらいましょう。
梅雨はマダケのタケノコの季節。去年とは違う味になりそうです。
週末前後の平日の(大)雨間をぬって、やります。
タイミングあえばお会いしましょう。
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先日、縁あって、福島はいわきへ「ミドリノ」と「巡る竹林」に参加している人たちと行ってきました。
少人数でしかできないので告知はできませんでしたが、竹の青物職人の西山昭一さんに竹籠づくりを習いました。
昭和10年生まれで、ずっと海辺に暮らしてきた西山さんは、漁業にも農業にも使えるさまざまな竹道具をつくられます。
あの津波地震の直後からものづくりを再開された気骨ある職人さんです。
お話をうかがって、わたしが一番驚いたのは、タケノコを召し上がらないということ。
ご家族は気にせず食べられるそうですが、西山さんの師匠も食べなかったとか。
「子を食べたら、なくなってしまう」、とおっしゃってました。
竹はいくらでもでてくる、今はかえってタケノコをとりながらあるていど竹林をととのえていると思っていたわたしは、あまりにショックで声がでませんでした。
このくらいの気持ちで、冬の厳しい福島では竹の仕事をしてきたのでしょうか?
背筋がのびるような掟。
この話をきかせていただけて、よかった、というのもなんですが、これからの自然と人間の関わりについての実践の芯になるようにも感じています。
(わたしは西山さんがつくった背負い籠で毎年マダケのタケノコを収穫していました)
さて、当日につくった竹籠を、いっしょに当地にいってくれた有村真理さんの写真でご紹介します。
IIDの最後の収穫のグリンピースと例のビワがのった「一籠プレート」ですって。
ひとつの素材の背景、巡る竹林でしばらく追いかけさせてもらいましょう。
梅雨はマダケのタケノコの季節。去年とは違う味になりそうです。
2014年6月8日日曜日
藍の定植
藍と赤紫蘇の定植植え替えなどをしました。
写真はまりさん。
エントランスの植木たちも一回り大きな鉢におさまって、のびのびと。
部屋の中での植木の葉をときどき霧吹きをかけて、拭いてあげましょう。
雨降りの庭仕事は、田植えの気分。
2014年6月6日金曜日
週末の庭仕事
2014年6月3日火曜日
青梅と薬束と
週末の会の様子をこちら「ひとりごとつぶやく」でていねいにレポートしてくださったので、
ぜひご覧下さい。
あまりにゆっくりと(それでももっと摘んでいたいという声も!)草摘みをしたので、
最後に梅肉エキスの使い方などの説明ができずメモをお見せするだけでしたが、ここにしっかり書いてくださっています。
俵さん、ありがとうございます。
ぜひご覧下さい。
あまりにゆっくりと(それでももっと摘んでいたいという声も!)草摘みをしたので、
最後に梅肉エキスの使い方などの説明ができずメモをお見せするだけでしたが、ここにしっかり書いてくださっています。
俵さん、ありがとうございます。
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