2014年7月23日水曜日

誰のものでもない庭、誰のものでもある庭

庭、というのは、とてもプライベートな空間で、それに対して
公園という言葉づかいがあるから、
誰のものである庭というのは、おかしいかもしれない。

そして、テリトリーはイノチにとって大切で、
そこから多様ということもうまれてきて、
この世の彩りになっている。

秘密の花園に、誰しもあこがれる。

でも、この地球上は人間だけのものではないし、
テリトリーは固定されたものではない。
秘密の花園も永遠ではなくて、ある瞬間の甘美であり、
ずっとそこにいては、もはや秘密の花園ではない。
永遠に存在するのではなくて、永遠のあこがれ。
エデンの園が西洋の庭の理想というのは、そこから追放されたから。

学校園の巡る庭は、誰のものでもある庭で、
ときに誰かの秘密の園。
ひとりで庭に会いましょう。



2009年の梅雨明け
このころあなたはどこでなにをしていましたか

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