火曜日の朝、岩手県の早池峰山の麓にすむ友人から、今ドクダミが咲き始めた頃、特別な白ですね、とメールがありました。
これが火曜日の夕方のできごとの伏線でした。
雨の降りそうな夕方でしたが、いつもくる松川さんが娘二人とやってきて、ヤマモモの剪定と片付けをしました。
一年生のめいちゃんは木登り上手ではりきってヤマモモをとりました。もっと登りたそうだったけど、暗くなるのでもう降りようねといったら、足場を選びつつ、これまた上手に降りて、最後はわたしの手にすぽんと飛び降りました。彼女の、なんというのかしら、動きの確かさに、熱くなりました。
ヤマモモ片付け:こうやって写真でみると、暗がりのハイエナのよう。。。ですが、剪定したヤマモモの枝をあまり遠くにもっていくと実がこぼれてしまうので、近くの広場におろして、実をとってから枝を片付けるのです。 |
あと数日で2歳になるののかは、蚊に刺されて痒くしているので、ドクダミの葉を揉んで汁をかゆいところにちょんちょんとつけました。
そしたら、気持ちいいのか、うんうん、って首でうなづくので、かゆくなくなった? ときいたら、またうんうんってします。
わたしはほかの用事があるので立ち上がろうとしたら、彼女は、数メートル先にあるドクダミの茂みに走っていきました。
なんと、葉っぱをつんで、お母さんのところにもっていったのです。
お母さんがもみもみして彼女の肌になすると、また走っていって葉をとる。
こうなると、実際に痒いから、というよりも、遊びなんですが、わたしは立ち尽くしてみていました。
最初、ドクダミをとってきたときは、わたしは彼女に見せるつもりもなく、ただかゆさがおさまれば、としたのに、彼女はそれを見ていて、ぜーんぶまねたのです。
都会でも、こういうことが、この2015年におこっています。
こうやって、伝わるんだ、と昨夜はいろいろ、いろいろ思って寝付けなかったくらいです。かなりうれしいできごとで、こういう伝わり方が理想というか、こんなことをしたかったんだと気づいたのです。
ただ、「したい、したい」といってすることではなく、自然とそうなっていった。
松川さんは三人目ということもあるのか、すばらしい子どものとの関係です。
たとえば昨日も、ののかの体にからまった大人のショルダーポーチを、はずすときも、大人がはずすのではなくて、そっと待つのです。
はずれやすくなるように、手を添えるだけ。
転びそうなくらいに足に絡まっているのですから、わたしだったら、「外そうね」とかいって、先回りして外すだろうに、まず、ののかの動きをまつ。
そんな土壌があっての、昨日のできごと。
夕暮れ時のドクダミ伝説。
もうお花はすっかり終わりました。
アプローチでは、ラベンダーの花がさかり。
レモンバーベナは今年はじめて咲きました。
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