週末前後の平日の(大)雨間をぬって、やります。
タイミングあえばお会いしましょう。
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先日、縁あって、福島はいわきへ「ミドリノ」と「巡る竹林」に参加している人たちと行ってきました。
少人数でしかできないので告知はできませんでしたが、竹の青物職人の西山昭一さんに竹籠づくりを習いました。
昭和10年生まれで、ずっと海辺に暮らしてきた西山さんは、漁業にも農業にも使えるさまざまな竹道具をつくられます。
あの津波地震の直後からものづくりを再開された気骨ある職人さんです。
お話をうかがって、わたしが一番驚いたのは、タケノコを召し上がらないということ。
ご家族は気にせず食べられるそうですが、西山さんの師匠も食べなかったとか。
「子を食べたら、なくなってしまう」、とおっしゃってました。
竹はいくらでもでてくる、今はかえってタケノコをとりながらあるていど竹林をととのえていると思っていたわたしは、あまりにショックで声がでませんでした。
このくらいの気持ちで、冬の厳しい福島では竹の仕事をしてきたのでしょうか?
背筋がのびるような掟。
この話をきかせていただけて、よかった、というのもなんですが、これからの自然と人間の関わりについての実践の芯になるようにも感じています。
(わたしは西山さんがつくった背負い籠で毎年マダケのタケノコを収穫していました)
さて、当日につくった竹籠を、いっしょに当地にいってくれた有村真理さんの写真でご紹介します。
IIDの最後の収穫のグリンピースと例のビワがのった「一籠プレート」ですって。
ひとつの素材の背景、巡る竹林でしばらく追いかけさせてもらいましょう。
梅雨はマダケのタケノコの季節。去年とは違う味になりそうです。
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