2013年9月3日火曜日

9/2日夕方の風景


グラウンドに面したフェンス、とくに陽当たりが良く、夏は良すぎるくらいのところには、ブドウがまるで縦横無尽に茂っています。
塚田さんが「生命の樹だね」としばしばいうように、のびのびと広がっています。
つくづく、ブドウという植物によって生かされた、水の少ない風土の人々を思います。
ブドウが水を吸い上げて、それを飲んでいのちをつなぐ。まさに葡萄酒は神の血であるわけです。
そのブドウでパンをふくらませる、そういう文化なんですね。
このカラカラでアルカリ性の土にいきいきとしているブドウ。
涼しくなった夕方には、小鳥がたくさん来て、歌いながらついばんでいました。
(デラウエアはアメリカ種とヨーロッパ種の雑種といわれています。ジベレリン処理で種無しとして出回ることが多いですが、ここのはもちろん種ありです)


トマトと看板。この秋からは新規にミドリノメンバーを募集する予定です

カラカラ風土を利用して、今年はミニトマト(ほふく性)をやってみました。

水はほとんどあげていないのですが、平気で太い茎。
養分は少ないのであまり実がなりませんが、原産地農法(永田農法など)でいわれているように、丈夫に育っています。
ちなみに、南米アンデス山脈の西斜面沿いの標高2500m 前後の高原の乾燥地帯だそう。
ペルー、エクアドル、ボリビアにかけての地域。
あらら、標高はまったくおいついていませんね。
気温差が足りないでしょうねえ。そして、たぶんそこは霧が発生するのではないでしょうか。
トマトの葉は空気中の湿気をキャッチするそうです。だから水がなくても生きられるのです。
だから、湿気がありすぎると病気になってしまうのですね。
あの毛だらけの葉が水蒸気をつかまえる。

こうやって葉の表面の様子をみると面白いです。



「巡る庭」の小さな敷地の中でも、気候が違います。
この秋からは、もっともっと細やかに風土にあった植物を育てていきます。
そうすると植物も元気だし、水やりなどもスムーズになって、庭がいきいきしていくはず。
自由に生えてくれる雑草たちからも教わることはたくさんです。

まだまだ咲いてるカワラナデシコ、来年はもっと増えますように

夕方の芙蓉、明日の朝に開くため早寝?

どこから来たのかハナトラノオ
不死身のバラはローズヒップもつけています、強いとはいえ彼らもこの場所があっているからこそ
レモンが大きくなってきました、桑の剪定が効いた模様

小豆の花の色にみんなオドロク
トゥルシーはこの夏の疲れを癒してくれるでしょう。
葉っぱをタフィーみたいになめるのよ、とインドの女性が教えてくれました。

近頃、マージカルチャーの更新ができていないので、ちょっとマージカルチャーの要素もいれた日記になりました。


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