2012年7月22日日曜日

耳、澄む夕べ

宮澤賢治の「涙ぐむ庭」に参加いただいた縁で、いっしょに「奏でる雑穀畑」の種まきなどをした山崎阿弥さん。
彼女が企画した昨夜のIIDでのライブにいきました。
事前には、どういう内容かよくわからなかったのですが、ライブが終わってから、外に出て歩き出してから、ほんとうのライブがはじまって、
「ああ、こういうことだったのね」と。

まさか、自分の耳がこんなに澄んでいるとは思いませんでした。

いっしょにライブを体験した友人と、ふたり歩きながら、最初は感想をいいあったりしていたのですが、IIDの門を出てからわたしたちは会話をぴったりやめてしまいました。体全体が耳になっていたからです。いや、澄んだ耳をもったから、かな。

背後からやってきて追い抜く自転車が、
夕飯のお皿が、
マンホールの中から、
お父さんの鍵、
ふたりの足音や自分の動悸
トラックの荷台の戸が閉まったり

ときおり大きな音に、びくっとするけれど、雑音などはひとつもない。

聴覚の扉はまだまだ開いていきます。

(デレク・ベイリーのFairly Early With Postscriptsをききながら書きましたが、はじめて聴くみたいに聴こえてきます。)


奏でる庭のソバ、こんなに黒々と


涙ぐむ目のルピナスに
ランタナの和名は七変化

8/19日に染めます

庭仕事の予定:7/25日、5時ごろから6時過ぎまで。
       7/28日土曜、天気次第で早朝か、11時ごろか決めます。



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