2014年12月29日月曜日

青鉛




冬は魂の夏、
葉を落とした分だけ、うちにたくわえる何か

葉を落とせば落とすほどあらわれる

わたしが葉を落としたらどんな輪郭が残るのか。
落とせば落とすほどくっきりとあらわれるシルエット

光がうつしだす影

あなたという光に照らされてわたしがたちあがる
たがいに てらし うつしあう

冬籠り、しながらさめざめ目覚めゆく



太平洋側の冬はこんな



鉛色の空っていわれても、東京では想像しがたいかもしれないけれど、
日本海側の冬は、来る日も来る日もグレーで、
それが灰色というよりも、鉛色というほうが、
色に重さのニュアンスが加わって、ぴったりだと、高校生のころにうなずいた。
ちょっとませた男子が、鉛色の空を描いた詩を書いていた。

18歳の冬は、みんなが受験で明るくはない冬だったはずなのに、
わたしはようやく進路を決めて、絵画塾に行きはじめて、
すごく遅れていたのに、うれしかった。

鉛色の詩には、「親の敷いた線路を走るのはいやなんだ」ってあった。

それまで知らなかった友人たちの、家庭事情が感じられて、
学力の差よりも境遇の差のきびしさ、を知っていった時期。

青空の東京でも、10代後半の子たちには鉛色の空があったりするのかも。
かけがえのない空の色と重さ

差はいつか、彩りになる





2014年12月27日土曜日

オーチの実 と 大切な場所




オウチの実、漢方薬にもいれられるようです

オウチ(楝)、ふつうにタイピングしても出てこないです。
おうちはお家になります。。。

センダンというのが正式名になっていますが、なぜか暗記してしまっている「センダンは双葉よりかんばし」がでてきてしまうという人も多いでしょう、これは白檀のことで違う植物です。
植物にはこういうことがままあるので、名前だけいってもわかりません。

実物を見て、触って、ときに味わってみないと、お友達になれませんね。

で、はじめてこの実を今日はなめてみました。

でもこういうきれいな実で、これまで食べていなかったものは、弱い毒の可能性もあるので、ちょっとだけ。
最初はあまくて、美味しい感じだったのですが、すぐに苦くなりましたので、よくうがいをしました。

これがおいしかったら鳥が見逃さないですね、あっというまに無くなるでしょうに、まだ残っている。
といっても、鳥には毒でなくて、人間には毒というものもあるので、ともかく知らないものは、注意深く味見。
(毒キノコなんかは致死量が「少ない」場合もあるので、これは味見もできませんね)


余談ですが、オウチということばを塚田さんから聞くたびに、わたしは司馬遼太郎と街道の旅をした画家の話を思い出します。須田画伯という名ででてきてその行動の描写がおもしろいので、わたしは本筋よりもそちらを覚えています。
その須田画伯が自分のことを「オウチ」と呼んでいたと書いてあり、なぜかものすごく覚えています。

オレ、でもなく、ウチでもなく、オウチ。

それにしても、オウチというのが植物の名、というのも不思議といえば不思議な響きですね。
(オーチっていうので、おウチとは違うアクセントです)


今日はオーチと少し近づいたのでした、来年の花へのときの道のりが、今年とは違うんだろうな。


オーチの葉や実を掃いたそのあとは、野菜の水やりとアロエのお手入れ。
いよいよ冬本番。アロエの季節ですから。


いずみさんがおやつにおむすびをもってきてくれたので、葉っぱでまきました。
レタスがよく育っておりまして、フリフリさせてくれました。

レタスだけ、これはキク科の葉


からし菜もそえてより華やか、これはアブラナ科の葉

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今年最後の庭仕事のあとにこんなことばいただきました。

はじめてお庭を訪れたとき、ここはとても大切に愛されている場所なのだと
すぐにわかって、いっぺんに好きになってしまいました。」

この言葉をいただいて、「いやまだまだなんです、足りないんです。そんな恥ずかしいです」とお返事しかけたのですが、やめて、考えました。

「大切」ってどういうことかなあ、と。

たしかにこのお庭に縁をいただいて、わたしたちなりに大切にしているのです。
場所として愛しているんだなあ、とそれは確かなのです。

まだまだ大切が足りないと反省しているところもあるのだけど、でも、庭を大切にするって、すごくきれいに庭をつくり込むこととは違うのですね。
人間関係もそうです。

すきな場所。 すきなひと。

そんな庭にしていきましょう。もっともっと好きになれる! 好きになりたい。
いやおうなく好きになってしまう恋もあるけど、もっともっと好きになりたいって願う恋もある??

ああ、今年最後の庭仕事、よかったあ、ありがとうございました。

2014年12月25日木曜日

足元からの生態学 しめきりました

日中、夕刻、どちらも定員となりました。
ありがとうございました。
(キャンセル待ちは若干名受付いたします)

今のところ(あきらめる方や急用の方がいなければ)1回目の会に申し込まれた方が、すべて三月の二回目の靴作りにご参加されるので、そちらも満席です。

週末土曜日はさむそうですが、最後のお庭の冬支度をしています。
1時ごろからぼちぼちしていますので、ご都合のつく方いらしてください。
松の枝をとってお正月の用意にお持ち帰りください。

おわったらお茶でもしましょうね。

2014年12月22日月曜日

しめやかに朔旦冬至

ブドウとフジの蔓でつくったリースの台、しなやかな曲線と力強さ


新月の冬至、みなさんいかがお過ごしですか?
再生を象徴するものが重なり、みなさんの心身にも影響があるのではないでしょうか。
かくゆうわたしも、昨日から(原稿仕事もあって)忌み籠っているような状態です。

明日からの再生に向けて、という気持ちが静かにおしよせてきています。
今夜はゆっくりユズ湯に入って、太陽の光が増すように、月が満ちるように、この年末を過ごしたいです。

先日の冬至の会にご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
参加できなかったけど、いっしょにリースの土台をつくったり、スダチのまわりをお手入れしたり、ショウガを植えたみなさま、ありがとうございました。

今週末はおそらく今年最後の庭仕事となります。
土曜日を予定しています。

冬至の会の写真はすべて俵法子さん撮影です。

落ち葉布団で養生しておいたしょうが。茎と葉っぱはお茶にしました

皮が硬く縮れたけど中はジューシーなスダチをたっぷりしぼりました。
塚田さんがナンキンハゼの枝を採りました


お庭の香をスパイスにしたショウガスダチシロップ





可愛いリースをたくさんつくりましたね

2014年12月18日木曜日

新月の冬至


いよいよ暮れも押し迫ってきましたが、旧暦だとまだ10月。
だから、気のせいといわれればそうでもあるけど、
この12月の師走感、ほんとうに師も走ってしまうほどの、スピード感があります。
(師が走るという意味は、俗説ともいわれますが。。。)

さて、今年の冬至。
なんと新月なのです。
これは19年に一度の朔旦冬至です。
太陰暦の11月1日と冬至が重なるということですが、お月さまは見えないし、お日さまのいる日中は最小時間になるし、なんだかとても寒そうな暗そうな日です。

だからこそ、明るくいきましょう。

充分に闇を感じて。

週末は冬至の会の準備がありますので、お庭仕事はお休みですが、12時ごろには会場にいます。

2014年12月15日月曜日

冬至のリースとあったかシロップ

週末の冬至の会、こちら満員となりましたので、キャンセル待ちの受付とさせていただきます。

お申し込みの方でキャンセルされる方はお早めにご連絡だくさいね。

花梨もいれましょう〜
楽しみにですね。


2014年12月9日火曜日

週末の庭仕事 14日日曜日

14日、日曜日、朝、10時半から行います。
石田はこちらでごはん出ししていますので、塚田さんとのお庭仕事です。
ぜひご一緒くださいませ。
冬至の会のアイディアも話してくれるかもしれませんよ。

先週は桜染めはできませんでしたが、チューリップの球根や空豆の種をもってきてくださった方がいらしたので、日当りのいいところに植えてみました。
芽が出てくれるといいのですが。。。

桜もみじを道々にひろってお家で染めた方もいました。
落ち葉にも桜の香り。

ひさしぶりのもちよりランチ。
冬の葉野菜を添えて。



写真はまりさんといずみさん。


1月にはびわ葉染めをしましょう。花が咲いてきましたね。






2014年12月8日月曜日

「めぐるイノチ」足元からはじまる生態学



革を手がかり、足がかりに、動物(家畜、野生獣)と人間の関係を考察しよう、という背景の元、
小林智行主催「てのひらワークス」の靴作りを世田谷ものづくり学校で行います。
制作物としては、エプロン、スリッポン、サンダル、ブーツ、地下足袋などを予定しています。
「学校園」とガーデンツールの開発も並行してやっていきます。

題して
「めぐるイノチ」 足元からはじまる生態学


第一回  2015131日土曜日
【足の採寸と考察、靴づくり支度】

2回目以降の各種靴づくり希望の方は採寸は必須です。
すでにてのひらワークスの靴を愛用し、採寸済みの方は別枠とし、エプロン作りだけの参加も可能です。

てのひらワークスでは、ひとりひとりの足の採寸と足の癖、体の姿勢を調べます。
サイズを合わせることはもちろん、
癖や姿勢も心地よいバランスになるように靴を考えます。
手を動かすのはあなた。
足が不自由な人も、そうでない人も、誰でも
歩くことで元気になる靴を自分の手でつくることができます。


初回は、採寸と、手のウォーミングアップ。
春からの靴づくりの道具『シューメーカーエプロン』をつくります。
帆布と白鞣し革を縫い繋げ、革の扱いに慣れるようにします。
(白鞣し革は、姫路に伝わる水と菜種油だけを使って鞣す革です。)
余裕のある方は、ポケットやフックをつけて、カスタマイズしてください。
庭仕事にもお使いいただける働きもののエプロンです。

手を動かしながら、足の話をたくさんしましょう。

参加費 
¥12,000(採寸、エプロン材料、軽食代込)


●時間と場所
131 日中の部  11時~15
               夕刻の部  16時~20
世田谷ものづくり学校二階スタジオ
定員  8


持ち物  工作ハサミ、カナヅチ、ハンドタオル、飲み物用カップ

足に障害や悩みがあり、とくに専用木型が必要な方は
木型製作費別途¥21,600円となります。
自分はどうなのか、不安な方はてのひらワークスまでご連絡ください。

 


第二回 2015年328日土曜日 329日日曜日
【日々の靴、コモンシューズづくり】

靴作りのはじまりは、
まずはコモンシューズと呼んでいるカカトがすこし低いスリッポンタイプ。
日本の生活様式に合わせて脱ぎ履きがしやすく、
子供からお年寄りまで年代性別問わず親しまれている
てのひらワークスオリジナルシューズ。

今回は一番スタンダードで初心者でも扱いやすい
国産豚革を使い、二日間でつくりあげます。

参加費  
28,500円(足のサイズが27センチ以上の方は+2200円)
※ 足の採寸をされた方のみのご参加となります。

●時間と場所
3/28.29日 日中の部  11時~15
3/28,29日 夕刻の部  16時~20         



世田谷ものづくり学校二階スタジオ


定員各8

持ち物 
シューメーカーエプロン、工作ハサミ 、カナヅチ 、カップ


三回は初夏に白鞣し革によるサンダルを予定しています。


お申し込み受付けは、12/18日以降に
lamuda@ya2.so-net.ne.jp 石田まで、お願いいたします。

2014年12月3日水曜日

週末の庭仕事と桜もみじ染め

日曜に庭仕事をします。
桜もみじ染めをするかもしれないので、12時ごろからはじめます。
葉っぱがあったら、煮だしているあいだに、お昼ごはんを食べましょう。

2014年12月2日火曜日

冬至のリースとスダチしょうがシロップ お庭の蔓や木の実、ハーブを使って





去年、ご参加の方がつくられたリース
一昨年、藍の茎をあしらった有村麻里さん作
お待たせしました、ようやく詳細が決まりましたのでご案内いたします。
お申し込みは
学校園 塚田 <hikarionsitu@yahoo.co.jp>まで。
お待ちしております。


冬至の会
12/20日 土曜日 午後1時から5時ごろまで(ごゆっくりしていってください)
IID2Fスタジオにて


空気が冷たくどんどん澄んでいく季節になりました。
なにかと忙しい年の瀬ですが、
今年最後の学校園ワークショップは恒例の冬至の会。
クリスマスから新年にまつわるレクチャーをおききいただいたあとは、
冬至飾りのリースと、名前を聞いただけでポカポカしてきそうなしょうがシロップをつくります。

リースの土台にはIIDで採れた葡萄や藤の蔓を使って、
樅や月桂樹などリースを飾るものも庭で摘んでつくります。
リースは「実り」と「祈り」が一つになったかたち。
余裕のある方は小さなリースをいくつかつくって贈り物にもできますね。

身も心もあったまる「スダチしょうがシロップ」も、IIDで育ったスダチ果汁とショウガを使います。水を加えずスダチの果汁だけでつくり、月桂樹の葉やタイムを加えて香り高いものに仕上げます。花梨もちょっと入れてみましょうか?

新しい年を凛!と迎えるための半日です。

会費:4,500円 小学生以下2,500円(材料費飲み物代込み)



[持ち物]
花鋏、リース持ち帰り用袋や箱(つぶれないようにするため)
シロップ用ビン(250cc程度)、筆記用具、飲み物カップ、お持ちの方はシトラスプレス

定員10名様程度
きめこまやかにやるために、定員を減らしました。
会費もあがりましたが、その分じっくりとりくんでいただけます。
ご了承くださいませ。



週末の落ち葉かき と 桜もみじ染め

赤く黄色く色づいて、葉がどんどん落ちています。
週末、まだ土曜か日曜か決められないのですが、いずれかに、庭仕事をしつつ、桜の葉がまだ残っていたら、桜もみじの染めをしましょう。

去年はこんな感じでした