2014年8月31日日曜日

鳥の楽園

去年の暮れにリースにつかったブドウのつるのもとは、カフェ横のフェンスからでした。
低いところの枝を剪定しすぎたので……
今年は高いところばかりに実があって、人間はなかなか手がだせない。
まさに禁断の果実?
デラウエア嫌いでも、うなづく味です!

有村麻里さんにめがけて飛んできた鳥のようなチョウチョ

秋蒔きの準備の休憩に、はしごにのぼる。羽があったらどんなにいいだろう!

カフェ横の草刈りなどをしました。
うもれていたバジルのまわりをととのえたり。
こうしてしばらく手をいれなかったところの植物を見ると、この場所にあっているものたちがよくわかります。
ちょっと日陰にはニラが花をつけているし、
日差しとグラウンドの砂のあたるところでは、あいかわらず、棉もトゥルシーもよく育っています。
棉は間引きがたりずきゅうきゅうすぎますが、それでもそれなりに集団で育っています。
もっと離したほうがひとりひとりがのびのびと育ったのですが。
二兎追う者は、「小さな」二兎を得る、となってます。

裏庭の藍のタープは片付けました。紫外線でガーゼの布の繊維が弱り、紺色だった布は脱色されました。
そしてふと気づいたのです。藍の葉も日陰気味のほうが濃いのです。紫外線と関係あるのでしょうか?
藍をそだてて10年以上たつというのに、まだまだ発見があります。
これは怠慢というのかも、と自省しつつ、もっと見極めたいと思いました。
らくちんにできちゃうと、気づかないことがある。
だからあえて、自分で、常識といわれていることと違うことをしてみたくもなる。
あまのじゃくが、未来をつくるってことは確かですね。
伝統は、あまのじゃくの存在によってつづいていく。
こどもが、あべこべをするのは、大切なこと。
たいへんだけど反抗期も。。。

●草刈りの前に、9/13.14の「巡る竹林」で出すおやつの相談をGO SLOWの小川さんにもちかけました。
竹に因んだおやつのアイディアをお伝えしたら、快諾いただきました。
さてどんなお菓子でしょう?
あたった方には、もう一皿??

夕暮れの七日月と青い花


滲む光を見たくって
草刈りの手をやめて
アプローチへ



 七日月が立ち上がり


紫の花も発光
(黄色い実をつけていました)

帰り道はもっともっと青い空

虫の音ひびく
秋の夜になりました

2014年8月26日火曜日

週末の庭仕事 夕方四時ごろから

子供のころには世界でいちばんがっかりの日、、、だった8/31日。
しかも日曜だなんて!
楽しい夏休みも終わりですけど、庭仕事にはもってこいの秋がやってきます。

8/31日の夕方より庭仕事。
先週にひきつづき秋蒔きの準備をしましょう。

時間を書いていませんでしたね、四時ごろからしましょう。


2014年8月21日木曜日

巡る竹林 第三回 キャンセル待ち終了しました

初春からはじめた、勢司恵美さんを講師にお迎えしての「巡る竹林の」会。
いよいよ第三回目が行われます。

これまでのご参加の方で、定員になっていたので、大きく告知しませんでしたが、
本日、二名さま分のキャンセルが出たのでお知らせします。

初日は1時ちょっと前に集合です。
手順の関係上、時間厳守で来られる方のみとなっています。
帰りの時間も余裕をお持ちください。

こちらをご覧の上、タイミングのあう方はどうぞ。
巡る竹林vol.3http://setagaya-school.net/Event/10760/

今日21日、木曜日は藍染めの後に庭仕事をしています。
週末はお休みとさせていただきます。
+++

お申し込みいただいた稲葉さま、メールがもどってきてしまうので、pcからのうけとり拒否を解除して、もう一度石田までメールいただけますか?

2014年8月17日日曜日

梅漬け その後

夏至の梅漬けの会に参加いただいた高村朋子さんより、梅干しのおたよりをいただきました。
なんと、梅をご実家にホームステイさせて干しあげたとのこと!

梅干壷選びも深みにはまりますよね。
かくいう私も、梅壷遍歴があり、ガラス、焼き〆、白磁、など、もっています。
一時は知り合った作家さんに梅干し壷を必ず頼んでいたほど。。。
焼きのあまいのは卓上用にはいいですが、長期保存にはむきません。塩がでてくるから。

では高村さんの
おたより文と写真の一部をご紹介。

世田谷の梅が小金井にいって、畳の上に。
似合います。

つやつやの白米と、青じそ(紫蘇は赤でも青でも梅と相性抜群)、と梅色。ごくん。


★☆★
やはり、三日三晩世話をするのは、働いている私にとっても条件が厳しく、実家に梅干しさんたちをホームステイさせることにしました。梅雨の明けた土日の2日間は、出来る限り面倒を見てあげ、もう1日は母親にお願いしました。

梅雨が明けるまでも、様々なドラマがあり、夏の陶器市で小鹿田焼の親子壺を買ったり、近所の明治時代からある竹細工屋さんで、竹ざるを買ったり…いつもそこには、梅仕事の会話がありました。


(小金井のご実家で、小鹿田焼の)壺に一つ一つ丁寧に納めていた時、ちょうど夕暮れ時で、ひぐらしが鳴いていたので、なんて風情があるんだろう、と思いました。

面倒を見てくれた両親にも少しお裾分けをし、一週間のホームステイを経た梅干しさんたちは、無事に我が家の食卓へ。

こうして、この食卓に迎えるまでの一つ一つの思いを回想しながら、最高の『いただきます』に心を込め、STAUB鍋で炊いた白米と一緒に口に運ばれた感動といったら言葉になりませんでした。

もちろん、梅を採った時のことだけではなく、あの時にお話いただいた、冬の寒い時期を経て、春が来て、花が咲き、そして実をつけた大事な大事な梅であることもしっかり感謝しました。

やはり、日本は四季という素晴らしいものがあって、暑い夏には避暑地に行きたくなるし、寒い冬には南国に憧れたりしますが、やっぱり、四季のある国で生活できることは、贅沢なことかもしれませんね。

そして、昔から変わらない、それぞれの季節の仕事がある。なんて素敵なんだろうと思います。

夏至に梅仕事ができたということも本当に特別な気持ちでいっぱいで、今年の夏は今までにないくらいスペシャルでした。


★☆★

いっぽう、案内役をつとめさせていただきました私は、梅干歴四半世紀を経て、はじめて変わり梅漬けをしました。
変わりといっても、すごく自然のなりゆきで、インドのスパイスをいれたのです。
暑い土用の昼下がり、マンゴーチャツネがあまりにおいしくて、
これはもう梅でやるしかないわ、と、思ったのかどうか、
気づいたら、干そうとしていた青梅に、ターメリックやクミンなどを調合したマサラをふりかけていたのです。
マンゴーの100倍酸っぱいですが、カレーのつけあわせにもいけるし、なんだか梅の世界が広がりました。なづけて天竺梅。

かたくなに(?)保守的な梅干しでやりつづけてきての変化球。
すとんと胸に落ちました。
白梅にする青梅でやったのですが、黄熟梅でやるともっと黄色になりますね。
来年はそれをしてみましょう。

梅の葉は、夏の日差しを浴びて、花芽をつくる準備をしています。
今日は梅の木の下にいってみましょう。






2014年8月14日木曜日

秋にむけてのお手入れ


夜にガラスを頭突きするカナブン、なんでも食べるけどヤブガラシの葉も好物です

夏、みなさんは、海や山、川に行っているのかしら。
わたしは去年はお盆にIIDの水まきをした体で、三浦の海に直行しました。
庭仕事も大好きですが、やっぱり夏は海に浸りたいですね。

さて
8/17日の日曜は夕方4:30ごろから6時くらいまで、アプローチやカフェ横を中心にお手入れします。
そろそろ秋蒔きの準備です。

8/21日木曜日も、藍染め終わり次第、夕方にカフェ横の整理をします。
ぶどうが色づいてきているのを見るのが楽しみ!

植物たちはとっくに秋の準備、いや
夏の終わりに間にあいますように
もう彼らの体内時計はとっくに、秋、なんですね。

短日植物、すなわち、夜が長くなると花芽をつける秋の七草たち。


(夏に繁茂した植物にかげりがみえてきて、それはそれで自然界ではありのままのうつりかわりの姿ですが、人が育てた植物たちにはお手入れが必要ですね)


わたしたちも植物にならって、秋にむかいましょう。
八月の天然自然を充分に、微細に
体にいれることが、秋の深まりになっていく。
まだまだ汗をかいて、日差しをあびて、日陰を楽しんで、ときに虫にくわれて。
そして、お手入れも。

あとひと月ちょっとで秋分だなんて。。。


2014年8月11日月曜日

子供たちと藍 (更新しました)


野分わけ 草色うつす 巡る庭

子供たちは元気で、雨風をものともせずに走って藍を刈り取りました。
野を分ける子らは疾風のよう。


台風の端っこで、ちょうど少しおさまった時刻だったので、
作業は室内でしたが、無事に藍染めkidsワークショップを、今年もやることができました。
これまでいっしょに藍の手入れをしてきたいつものミドリノと飛び入りミドリノのみなさま、ありがとうございました。
子供も、子供心のある大人たちも、真剣でした。

※8/10日、いらっしゃれなかった方、8/21日木曜日のお昼あと午後13:00から
ヨガの先生たちと小さく藍の生葉染めをします。
ご希望の方は石田までご連絡ください。lamuda@ya2.so-net.ne.jp
(音の関係上、平日は叩き染めはむずかしいかもしれないのですが、個室が借りられたらやってみましょう)



雨模様で、室内で布を干したので、あまり色のいい写真がなかったので、
こちら、残暑お見舞いの一枚を。
2012年にIIDで漉いた桑楮紙です。









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子供の工作教室をされている方が、おうちにかえって叩き染めをされて、写真をおくってくださいました。
残っていた藍を持ち帰って、そこにオリーブなどの葉をうつして、リースに。
木の実をならべたりして、楽しまれています!




今回は1年生の小さなお子さんが叩くのに、どうしたら楽しくできるかなあと考えて、
透明幅広テープでシールすることを思いつきました。
密封するので、サランラップやビニールよりも長く藍分が溶けた状態だからです。
ほかの葉もこのほうがやりやすいですね。
大人だけだったら工夫しなかったので(すみません。。)
小さな人たちがきてくれたことが幸いしました。
はってはがせる透明テープだと紙にもできるかも。

++++
台風一過の青空にタープ
(ターフかタープかどっちなんだろうと思っていたら、タープ、プ、でした)



事務局の木下さんが、タープも藍も元気だと、11日月曜に画像を送ってくれました。
みんなに愛されてる藍!

来年は、今から、棚づくりを計画しましょう。
剪定枝や幹など、ここで出る木でつくれたらいちばんいいですね。
何を植えたいか、リクエストください。
わたしはヒョウタン! からから具合がよさそうに感じるのです。

畝と谷の関係も考えて、水やりの愛だけでなく、環境の愛で育てたい。
そのほうが、藍ものびのびとできるし、水道水の使いすぎも防げる。

これって、こどもにおいしい食べ物(モノ)を差し出すことと、環境を差し出す関係と似ていますね。

環境、漠然としたことばですけど、とっても大切です。


2014年8月10日日曜日

月遅れの七夕へ 巡る花々




万のことばより、一輪の花が、すべてを語るときがある

わたしたちは、人と花を活けあって、生かされている

偶然に、巡りあったわたしたちが、巡りあう草木によって
とき と ところ を  わかちあう

夏の盛りに陰の さす日に





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母の背中でほほえむ赤子
二本の足でしばし立つ子
言葉の扉をひらきはじめた男の子
五度目の夏に赤いゆかたで はにかむ少女

今日の活け花のように、
あなたたちにふさわしい場所をみつけてください
わたしもさがすから 










七夕のみそぎをこえて
新しい季節と、巡りあいます



写真撮影はIID事務局の木下さん

2014年8月8日金曜日

朝の色、虹の色

この花芯にひきこまれます、茶棉

アメリカ棉、どうどうと上を向く花

藍のターフをバックに虹ができる水まき

朝一番に、有村麻理さんから、棉の花たちにみとれたって画像が送られてきましたが、
わたしも、今朝はうちの庭の花にみとれたのでした。
雨が降る前の(そのときは雨はまだまだ夕方に降るのだとばかり思っていました)
一瞬の朝の光に満ちた、その空気感の中で咲く花は、とっても陰翳があるというのか、
ぼーぅっと光を放っていました。
それでねぼけまなこでみつめていたのですが、
同じ頃にそんなふうにたたずんでいた人がいて、
水やりもしながら、画像を送ってくれたわけです。

世の中のガーデナーたちは、朝にこの恍惚を味わっているんですよね。
夕方もね。

ああ、夏の早朝と夕暮れの庭は、幻惑のパラダイス。

色は、光と空気から生まれて、また光と空気にかえっていく。
そのゆききの中にわたしたちはいる。
空気の中には水があって、水の中にも空気があるのです。

2014年8月6日水曜日

藍の生葉染め 持ち物の確認 と 雑誌ソトコトさん掲載のお知らせ


藍の生葉染め 叩いて浸して、草の精を写す

にご参加のみさなま、メールをしましたが
メールにwebのアドレスをのせるともどってきてしまうので、
IIDのサイト藍の生葉染め 叩いて浸して、草の精を写す 
で今一度時間と持ち物などご確認くださいませ。

持ち物の追加は、叩き染めの方は、下敷き用の新聞紙の束か雑誌です。
金槌もってきてくださいね。

雨天の場合は浸し染めも屋内でおこないます。

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植物studyマージカルチャー 先日久しぶりにアップしました。
水のことを書いたのですが、代々木上原のうちでは夏は小さな鉢はお休みです。
かわいい鉢があるので使いたいのですが、秋まで休んでいただきましょう。
小さな鉢の子たちを、大きな鉢に寄せ植えしたり、木の根もとにもっていったりして(マンションではできませんが)、対処します。


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そしてお知らせです。
先日、夏至の会が取材された雑誌ソトコト9月号が発売になりました。
p68から4ページです。
当日の会のことに加え、学校園のこれまでのことも、久島玲子さんが書いてくださっています。
お庭にもおいてありますので見てくださいね。

塚田さんと石田のめずらしいツーショットはボツ(というのかしら)になったのですが、
編集の小西威史さんが送ってくださいましたので、
こちらで公開します。(誌面には、みなさんの集合写真が載ってます)


カメラマンは田中雅也さん、お庭や植物の写真をたくさんとってくださいました。


写真を見るとあのころは涼しかったなあと思うくらい、今は暑い夏。
夏至からどんどん気温が上がるのですね。
暑くて日射しを避けるけど、やがておさまる日の光。
そしてわたしたちはまた、日を欲するのです。お日様、っていって。




2014年8月5日火曜日

夏のブランチは葛きり


月遅れの七夕の会でみなさんといっしょにつくる、笹の葉で色付けた葛きりを今朝、つくりました。少しゆるくなるようなので、水の量を調整したほうがいいかも。
笹はさらさら成分が入っているのかしら??

庭のキュウリの雌花を星にみたてようと、きゅうりのお尻から花をとろうとしたら、まだ小さいせいか、お母さんと離れたくない、って感じで簡単にはとれないので、茜科のペンタスの花にしてみました。
思いがけず、彦星と織り姫みたいになりました。
今画像をみながら、笹の葉に花をふたついれたら、どうかなと思いましたが、ちょ っとやりすぎかな。

当日添える花などはみなさんで選んでくださいね。


これはゴールデンズッキーニの大きな雄花です

葛切りづくりはクレープづくりにも似ているのですが、100度までの温度なので、それほど部屋の中に熱がこもらず、乾いた夏にはもってこい。ところてんもそうですね。

夏のぜいたいなブランチは葛きりで、きまりです!

七夕の会、お子様料金の設定がぬけていました。
5歳以上、中学生以下は2500円といたします。

++++
この風で、簡易ターフが倒れていないか、今日はお水やりと補強に夕方6時ごろにいきます。暗がりの水やりです。
ちょうど島田麻衣さんのヨガ教室の前の時間です。ちなみにヨガの初回体験は無料となっています。とても美しいスペースで、ゆったりとできますので、ご興味のある方はどうぞ。
8/17日には新井くるみさんの親子ヨガもありますのでチェックしてみてね。

2014年8月4日月曜日

あいあい傘



ずっと日照りなので、玉露の被覆栽培よろしく、
藍の被覆栽培を、収穫前の一週間前にしました。

寒冷紗のかわりにうちで使っていた綿ガーゼの白い布と綿麻の濃紺の布。
万が一、布が葉の上に落ちても、葉をいためないように軽いものにしました。
(いっしゅん、秘蔵のピーニャ=パイナップル繊維の布を使おうかと、思ったのですが、
それはあまりにも藍へのでき愛になりすぎ、と目がさめて、やめました)

玉露の味が濃くなるように、ぐっと藍分があがるといいのですが、どうかしら。


来年は、ヘチマかひょうたんかゴーヤの棚で、最初から少し緑陰になるようにします。
もっともっと植物の生育具合を思い描いて、予定をたてて動きます。
後手ごて、泥縄は、もう卒業!
(日常生活でも、大局をみて、ふるまえるようになりたいですね。できるところからはじめましょうね、お互いに)

画像はターフ(あいあい傘)をいっしょにつけてくれた、有村まりさんと西村いずみさん撮影。

帽子の中にはトゥルシーと棉の花先。

2014年8月2日土曜日

8/3日、と来週末のお知らせ

四時半以降に、ミドリノメンバーと、水やりと藍への木陰づくりにいってます。

旧暦七夕の今夜はひさしぶりにマージカルチャーをアップする予定。
写真付きです。

七夕にもちなんで、水、朝露のことを書きます。

++++
週末はこちらの会です。

「物語としての花いけと笹の葛切り」
8/9日14:00〜18:00








*藍の生葉染めは定員になり、キャンセル待ちの方もいらっしゃるので、
夏休みの宿題が関係ないおちびさんや大人のために8月の末に、できれば、と思っています。
藍の再生具合ですね。

水入らずの関係?



今朝、北インドからコットンがはじけている画像が染織デザイナーの真木さんから届きました。
これはこの2月にインドで蒔いた種で、同じものをIIDでも育てています。
さすが早いです。
北インドは今はコットンの産地ではありませんが、野生のような(栽培していたのが飛び出たのかどうか不明)コットンがあるので、きっと適しているのでしょう。



IIDのコットンはトゥルシーと水いらず(!?)で、よく育っています。
園芸の世界では「水やり三年」とかいって、水は栽培のカナメです。
水やりのタイミングや量のことですが、
できれば、水やりは最低限にできるように、その環境にあったものを育てたいし、見極められるようになりたいです。
昨日は水の日だったこともあって、強く水のことを思っていました。
こんなに水道水を使うのは、やめたいです。
それは資源的な問題もあるし、できれば天水や地下井戸水のような水を植物にもあげたいからです。
でも、藍をあの環境で育てるには水やりがかかせないし、そうとうタップリやらないと、焼け石に水です。
ここでは、藍に関しては、高畝にする必要はなく、むしろ、谷にしたほうがいいのでしょう。
いつもこぼれ種が畝の谷間の草の陰でよく育っているのを見ていたのに、まったくもって節穴だったなあと、この夏はいたく反省しています。
ようくやく気づいたわけです。もっともっと明らかな目をもってこの場所を見なくては。栽培するのなら、その植物にも環境にも必要以上の負荷をかけないで、のびのびと育ってもらえるようにしたいです。

藍の傍に植えたムング豆(緑豆)はすごく元気。この方たちにはあっている場所でしたが、今週はなんとしても藍をふさふさにせねばならないので、泣く泣く短くカットしました。
(もちろんなっている豆は収穫、ムング豆の枝豆は味がよいんです)



ほんとうに、植物も人も、適した場所では無理なく=美しく育つのですね。
あった環境に変えていくこともart=技術ですが、広い目で見て変えていけないと、いつかしわ寄せがくるのでしょう。

水やりのヒント:
自宅でプランター栽培されている方は、水はお皿を洗ったあとの水や、洗濯のすすぎ水などを使うといいですよ。けっこう洗い水は出るから。
わたしも夜にせっせと洗い物をしては、暗がりにタライをもってお庭の水やりをします。

2014年8月1日金曜日

週末の庭仕事 藍のみずやり

8月になりましたね。
1,2,3、金土日と、テンポよく夕方の庭仕事と藍の水やりをします。

以前、西表島の廃村になったあたりに連れていってもらったときに、
琉球藍が、山の日陰の湿ったところに自生しているのをみました。
(マラリアで人が減って村落は捨てられたのですが、藍は残っていたのです)
それで琉球藍はこういう場所があっているんだなあと知ったのですが、
タデ藍も似ているところがあります。
江戸時代の絵図を見ても、そうとうに潅水に苦労したようです。
あまりにじりじりすると葉がやけてしまいます。
豆科のインド藍(木藍)はもっと暑さにも乾燥にも強そうです。
というよりも寒さには弱いですね。
風土にあった藍分をもった植物が、その土地とちで育てられてきたのでしょうが、
目的をもって栽培するとなると、手入れが必要です。
赤ちゃんがいくら自然に産まれたとしても、しばらくは育児が必要なことと比べるとどうでしょうか。
農業、人工、自然。。。。


ともあれ、比較的緑のあるIIDでも夜露がほとんど降りないので、タデ藍への水やりが必要になってきます。同じ敷地内でも木陰では水やりなしで元気だったりするので、来年は藍の畑の場所をもう少し考え直したほうがいいかも。。。
子供たちの染めの会まであと一週間、元気に葉色を保ってくれますように。

8/1日金曜は5時から
8/2日土曜と日曜は4時からやります。
夏の夕方の庭仕事、気持ちいいですよ〜
旧暦の七夕の夕暮れ時、月の舟にのりましょう。